アシックス「走れる革靴」ランウォークの口コミと評判

今回は、走れる革靴としてアシックスから発売されているランウォークについて紹介しよう。

「この電車に乗らなきゃ遅刻する!」「商談が長引いて次の会議に遅れる!」といった急な場面はビジネスマンにおいて何度もおとづれる。しかし革靴は「走る」ということを目的に作られたものではないため、その性能については比較的劣っているものが多い。そんなとき私がたどり着いたのがアシックスのランウォークだった。

結論から言うとこのランウォークは、私が今まで履いてきた革靴の中で最も優れた履き心地・快適性を感じている。

「アシックス」というブランドだけ見てしまうと、どうも営業向け・ビジネスマン向けに感じられないが、意外とデザインも良いしその固定概念を捨てて是非試してみてほしい。

走れる革靴「ランウォーク」は何が違う?

runwalk02

私が最も評価している点は何と言ってもその「軽さ」。

アシックス自体がイチオシにしている点でもあるが、それこそランニング用のシューズを履いているような軽量感がある。インナー素材は取り外し可能で丸洗いできるし、特殊クッションを搭載しているため、「走る」ということ想定した衝撃緩和剤も含まれている。蹴り出しと着地にストレスがかからず非常にスムーズなのでより「軽い」と感じられる。

革靴というとどうしても見た目のデザインやブランド、縫製技術などに目が行きがちだが、営業マンのように誰に見栄を張る必要もなく、むしろ仕事を快適にこなすためのツールと革靴を捉えた場合、ランウォークは非常に強い味方になる。

足底(アウトソール)に特殊ジェルを搭載

asics003

ほとんどの方が「この革靴がアシックス?もっとカジュアル感が強いと思ってた」と感じるのではないだろうか。合成皮革を使ったもっとエナメル気質なものを想像される方が多いのだが、実はテンプレート通りな革靴ライク。しかし、周りからの目に入らないアウトソールには非常にこだわりを持っている。

runwalk16

スニーカーのようなゴム製ソールで耐久性は抜群。グリップ力やクッション性もあるので走っても安心だ。そして、アシックスのランニングシューズにも使われている衝撃緩衝材「GEL(ゲル)」をこのランウォークにも使用しているため、着地時の衝撃を緩和する効果がある。

日本のようなコンクリートジャングルを毎日のように走り回るビジネスマンにとって、正直「THE 革靴」は不向き。ビジネスマンだこそランニングシューズを履くべきなのだが、それは社会的に不可能。そんなとき、このランウォークは最高の見方になるだろう。

runwalk1604

中敷きにも加工が施され、除湿・防湿・吸水といった足汗対策は十分なオプション。

runwalk-gore-tex

かつ革靴表面にはGORE-TEX(ゴアテックス)加工がされているので、もう機能面では言うことなし。GORE-TEXは濡れにくく、乾きやすい素材なので、内・外からの水・砂・汗をカット。暑い夏は革靴なんて地獄のように感じていたが、ランウォークにおいては革靴独特の「蒸れ」というのを感じなくなった。足臭もそのほとんどは汗によるものなので、防臭できているように感じている。

アシックスランウォークの履き心地

runwalk1605

履いている感じは革靴と全く同じ。むしろGELクッションが負担を軽減してくれレザーソールの革靴より快適。

またアッパーは他と同じように革でできているため足の中の履き心地は変わらない。実際にアスファルトを歩いて足を付いた瞬間の感じが、他とは違って「走りやすさ」を実感できる。また足底(アウトソール)がゴム製のため、足をつく度に鳴っていた「カツカツ」とした音がしない。

雨の日でも滑らない

雨の日に履いて始めてわかったのだが、ツルツル滑るタイルでできたフロアでも滑ることなくスイスイと歩いて行ける。ゴムグリップがしっかり地面を捉えて滑らない。

自転車が漕ぎやすい

私は自宅から最寄りの駅まで自転車で通勤しており、これまでの革靴であれば、踏み出しや、急いで漕ごうとするときにペダルに滑って踏み外してしまうことが多くあった。しかし特殊ソールのランウォークはグリップ力が優れているため、漕ぐ際にも滑ることはなく、通常のランニングシューズを履いているような感覚で踏み出すことができる。

エコ志向で営業の際自転車を使用している会社も増えてきているが、そうした方には非常におすすめ。

足底が擦り減ってきた際のアフターサービス

いくら耐久性に優れていても、ゴムソールのため経年劣化は避けられない。もしかかとが擦り減った場合は近くの靴屋で修理はできるがランウォークは特殊素材を使用しているため、全く同じものを用意できるはずがない。そのため、もし修理となった場合にはアシックスのアフターサービスを用いて修理してもらうことになる。

ランウォークを修理したいと思ったらどうすればいいの?

修理・メンテナンスに関する内容・費用についてアシックスのカスタマーセンターに電話して聞いてみた。足底が擦れてきて、全体を取り替えることになったらアシックスの直営店「アシックスウォーキング」に持って行く必要があるらしい。

修理期間は?

ランウォークそのものの状態によるが1ヶ月は見越す必要がある。

修理代金は?

足底を全部替えると、1万~2万円が修理相場とのこと。

修理できない可能性もある

修理できるかどうかは直営店に預けてからの判断になる。また、型番によっては(製造から5年以上経っているタイプ)はパーツが製造されていないため修理は不可能とのこと。しかしランウォーク自体が1~3万円の価格帯なので、余程の愛着が無ければ「消耗品」と捉えて新しいものを買った方が安く付くかもしれない。

ランウォークの価格・最安値は?

runwalk16-img

定価は15000~28000円代。Amazonでは販売店が競合しているため価格に幅があることが確認できた。種類・デザイン・色も30種類以上もあり、意外とおしゃれに履きこなすこともできる。

「アシックス」というブランドイメージから、ついスポーティーな印象を抱いてしまいがちだが、写真を見て分かる通り、普通の革靴と全く変わらない。また、色も黒~濃い茶色、タイプもプレーントゥ、ストレートチップ、スリッポンまで豊富に揃えているので安心だ。

アシックス・ランウォークはどんな人におすすめの革靴?

とにかく毎日歩き回っている方、灼熱の太陽の下アスファルトを練り歩いているビジネスマンに、アシックスのランウォークは履いて欲しい。

ただこのランウォークは「ブランド」を重視したものではなく「機能性」を第一に考えて作られたものなのでその点における誤解があると購入後にギャップを感じてしまうかもしれない。はっきり言ってランウォークにジョンロブやポール・スミスのようなブランド的価値は無いため、「見栄を張りたい」とかそういった邪念がある方は買うべきではない。

しかし、このランウォークが見た目的に安っぽいとか、貧乏人が履くような革靴に見えるかというとそうでもない。非常に緻密かつ技術的に優れた繊細な縫製。そこは安心と確かな「アシックスブランド」の基礎が叩き込まれていると感じる。