【ジョセフ・チーニー】イギリス老舗ブランド革靴の口コミと評価

チーニーは「格好良すぎない」をモチーフとした英国革靴ブランド。伝統的なグッドイヤーウェルテッド製法を採用し、OEM生産などで別注などにも対応している。革靴業界としては全く新しいトレンドを混ぜ込み、後にチャーチに吸収されプラダ傘下となるが、独自の製法とデザインは今もなお愛されている。

チーニーの特徴と種類について

武骨で英国ブランドらしい堅牢なつくりをモチーフとしているチーニーだが、見た目以上に履き心地と履いた際のシルエットはスマート。とあるファッション業界の方々からは「ダサくて格好良い」と評判を受けている。

最近の革靴は細身でノーズが長く上品な印象の革靴が多いが、それとは反して古臭くモサイつくりの多いチーニーは「味が出ている」とコアなファンが多い。イギリスブランドにも関わらず、アメリカンテイストを取り入れたり、イタリアの艶っぽさを出したりと独自性だけでなく世界に愛される靴づくりに挑戦している。

またチーニーの革は老舗タンナーとして有名なクレイトン社のコードバンを使用。クレイトン社がコードバンを取り扱い始めたのが2013年と新しく、現在ではめったにお目にかかることのない希少性の高いコードバン。他のコードバンに比べて色味がマットで独特の光沢を持っている。国産に拘りぬいた究極の一品とも言えるチーニーは「ダサくて格好良い」革靴の代表である。

AVON C【エイボンシー】

英国ブランドらしからぬクラシックなデザインのAVON Cはチーニーの代表的シリーズ。古典的なデザインでありつつ新しさも伺え、特にデニム&ジャケットスタイルには抜群の組み合わせとなる。また素材が良いためデザイン以上に靴が主張しすぎない。靴が主体とならず全体的に落ち着いた印象になる。

RUSHTON

MILLY

HORD R

CAIRNGORM 2R

チーニーはどんな人に向いている?

アメリカン・クラシックデザインのチーニーはビジネス向けの革靴ではないが、決して着用しているスーツやその場の雰囲気を殺すものでもない(おすすめはしない)。

トゥは丸みがあり幅広のものが多いため、特に日本人には合いやすい革靴となっている。価格帯は5~7万円とイギリスブランドとしてはお手頃なのでプライベートで着用する際はおすすめ。