革靴のサイズが微妙に合わないときの対処法

ネット通販で革靴を購入したとき、何かしっくりこない、もう少し大きければ(又は小さければ)という、微妙なサイズ感で後悔したことはないだろうか。通販は手軽な分、実際に履いて試すことができないためリスクが大きい。普段と同じサイズのものを買っても、革靴はブランドが違えば形や大きさも全く異なるため、サイズを信じすぎると失敗する。

しかし、我慢をすれば履けてしまうくらいの「誤差」であれば、工夫次第でサイズ調節は可能。

また、新品の革靴ほど最初はきつく感じやすいので、返品する前に次のことを試してみよう。

革靴のサイズ調整方法

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足は時間帯によって大きさが変化する。朝のように、足がむくんでいない時間帯は革靴が微妙に大きいと感じてしまうし、逆に足がむくんでくる夕方には微妙に小さいと感じてしまう。一番調整がしやすいのは紐付きの革靴やストラップ付きの革靴(モンクストラップ)だが、ローファーやスリッポンタイプの革靴に関しては注意が必要。

革靴のサイズが微妙に小さいとき

まず手入れ(油分補給)

革靴は油分を失うと硬化し、足を入れたときにきつい・小さいと感じやすい。特に新品の革靴は手入れをされないまま、箱の中で長く保管されているため油分が揮発しきっている。本来革靴は履く・履かないに関わらず毎日手入れをしなければいけないため、「新品の革靴」というのは厳密に言うと新品ではないのだ。革靴を購入したらまず手入れ、油分補給をすること。

普段より薄い靴下を履く

靴下の厚さを変えるだけでもサイズ調整が可能。しかし薄手の靴下を履くと、衝撃に対するクッションの役割が失われるためあまりおすすめはできない。薄手の靴下は足の疲労感が強くなるし、汗もかきやすくなる。一時的なサイズ調整であれば構わないが、長期的に見るとデメリットの方が大きい。

革靴のサイズが微妙に大きいとき

靴下を重ねて履く

靴下の重ね履き、又は厚手の靴下を履いて足を大きくさせることでサイズ調整する方法。基本的に靴下は夏でも冬でも厚手のものを履いた方がいいとされている。厚手の靴下の方が足汗をかきにくく、着地時のクッションを強めてくれるため疲れにくいというメリットがある。

従って、通販で革靴を購入するときどうしても失敗したくない場合は、厚手の靴下でカバーできる範囲にしておくとよい。

インソールを入れる

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サイズ調整用のインソール(中敷き)で、装着時の隙間を埋めることができる。ただサイズそのものを小さくするものではないし、消耗品なので適度に買い替えは必要。基本的にインソールというのは最終手段であり、それを装着しなければいけない革靴というのは明らかなサイズの検討違いなのだとか(革靴メーカー談)。従って、それほどの革靴ならば、余程デザインやブランドに拘りがない限り返品してもらうべき。