ストレートチップの革靴の魅力と営業マンにおすすめのブランド

ストレートチップの革靴はフォーマルな形状として一般的。どんなタイプのスーツにも合い、新入社員から就活生、年配の方まで幅広く愛され、冠婚葬祭でも使用できる。だからこそ、しっかり履きこなせているかどうかが明確で実は「粗」が目立ちやすい革靴。

「差が出にくい」というのは大間違いで、実は最も差を出しやすいタイプの革靴なのだ。今回はそんなストレートチップの特徴と営業マンにおすすめのブランドを紹介していこう。

ストレートチップの特徴・魅力

ストレートチップは数ある種類のビジネスシューズの中で最も「一般的」と言われる革靴。つま先部分に一本のラインが入ったシンプルな構造。他のタイプと機能的な違いはないためあまり神経質になることもない。

ストレートチップの長所・魅力

  1. ビジネス革靴の定番。シーンを問わず相手に悪い印象を与えることはない
  2. 冠婚葬祭でフォーマルな身だしなみを求められるときにも使用できる
  3. スタンダードな形状なので手入れしやすく修理やクリーニングも出しやすい

ストレートチップの短所・欠点

  1. カジュアルシーンでは浮いてしまうことも。仕事感が出やすい。
  2. 形状が似たり寄ったり
  3. 一般的である故しっかり手入れをしないと汚れやメンテナンス不足が浮き彫りになる

営業マンに愛されているストレートチップのブランド3選

初心者でも履きやすく、デザインも良し、それでいて機能性も高いという3つのブランドを紹介する。

リーガル

「ビジネスシューズと言ったらリーガル」そう話す人も少なくない、圧倒的なブランド力がある革靴メーカー。上質な革と、日本製という安心感。修理まで全て一貫して行ってくれるため「REGALファン」も非常に多い。

最近ではデザインそのままで「ゴアテックス」を採用した高機能革靴も登場。昔ながらの縫製技術と最新のテクノロジーを採用した革靴。プライベートでも履けるようなカジュアルなものも豊富。

スコッチグレイン

スコッチグレインも国産メーカーの一つで、ビジネスシューズの定番。デザインや機能性というよりは「質」で勝負している印象。幅広の日本人の足の特徴にあった靴が多い。

磨けば磨くほど味が出るタイプなので長く履き続けている人が多い。カジュアルな靴は少ない。

クラークス

クラークスはイギリス製の革靴だが、リーガルに販売代行を依頼しており、日本の精神がだいぶ吹き込まれている印象。そのため海外よりも日本での知名度が高い。作りやデザインもどちらかというと日本人の足向け。

靴の素材にゴアテックスを採用したり、価格帯も1~2万前後と良心的な点も評価。

ストレートチップは営業マンにとっての強い味方

お客様に対して、「いい靴を履いています」「しっかり靴を磨いています」ということを見せびらかしても何の意味もない。

自分以外の他人は、革靴の流行やブランド、海外事情など全く興味はないし、靴を磨くということは「最低限のマナー」であるに過ぎない。私たちは「普通」を目指すことが目的。奇抜さや個性を売りに出すのは芸能人や一部の人間だけでいい。

営業ではよく『自分を売れ』と聞くが、それは結果論。最低限のマナーと身だしなみがあってはじめて自分を売ることができるし、それを決めるのはお客様。過程を知らずに自分を売り出すと、「ただのおかしな奴」と思われいつまでも結果はついてこない。

何をすればいいかわからない、結果が出ないという営業マンは、まずストレートチップの革靴で「普通」を目指してみるのもいいかもしれない。