【ジョンストン&マーフィー】アメリカ大統領も履く革靴の評価と口コミ

ジョンストン&マーフィーは1850年にイギリスからアメリカに移民してきたウィリアム・ダドレーが店を構えたことから始まる。その年から、アメリカ13代大統領フィルモア氏の靴を制作して以降160年以上に渡り歴代大統領の靴を手掛けてきた。店を構えてから34年の1884年にジェイムス・ジョンストンとウィリアム・マーフィーの二人が経営者になったことで二人の名前から「ジョンストン&マーフィー」ができた。

ジョンストン&マーフィーの特徴と種類

ジョンストン&マーフィーの特徴

ジョンストン&マーフィーの革靴には、幾度にも及ぶ屈曲テストや高圧の耐水テストなど厳格な基準をクリアした特殊撥水加工レザーを採用している。

革をなめし加工する段階で、撥水性を高める加工が施されている。これにより、表面に傷がついても靴内部には水を侵入させない高い撥水性を実現させた。撥水加工された革靴は水に強いだけでなく、汚れもつきにくく日々の手入れとしても簡単である。アッパーの内張りにはシープスキンを使い足を優しく包み込む加工がされている。

ハンドソーンウェルテッド製法

手縫いでしか行うことができない曲がった針を使用し「すくい縫い」により、アッパー、インソール及びウェルトを、松脂を擦り込んだ浅糸で縫いつける。すくい縫いを行うため、インソールは3.5~5.0mmの分厚い革が使用されている。インソールに使われている分厚い革は、履く度に使用者の足に革が沈み馴染んでくる。また、ハンドソーンウェルテッド製法で作られた革靴はリペアの際に影響が受けないため、足に馴染んだ形を維持したままでいられることも最大の魅力だ。

ジョンストン&マーフィーの種類

プレーントゥ

革:牛

革自体にかなり光沢があり、上品な印象を与える。シンプルなつくりではあるが、耐久性と防水性には優れたものだ。

ストレートチップ

革:カーフ

シルエットとしても細身で作られている。濃い目のブラウンは濃い目のスーツでも存在感が際立つ。足に甲にかけても狭い印象もあるためサイズに選びでは少し大きめのサイズの方が良い。

ローファー

革:カーフ

かなりカジュアルな印象と作りから夏らしい季節を感じさせる。装飾、紐付といったつくりはビジネス場では不向きかもしれない。しかし、踝ソックスに短パンといった服装のワンポイントにこの革靴で一層上品な印象を足元に与える。

ジョンストン&マーフィーはどんな人に向いている?

防水性・耐久性・馴染みやすさといった三拍子揃った印象を受ける。「大統領が履いている革靴」と聞くと、値段がとても高そうに感じるが、1~5万円以内で購入できる価格設定なのも魅力。インソールから革まで、最初は馴染むまで苦労するかもしれないが、馴染んでからのフィット感はオーダーメイドで作られたような印象を受ける。