革靴の色味は経年によって落ちるのが前提。その対策として靴クリーム(補色クリーム)を使うのだが、選び方を誤るとかえって色味を悪くしてしまう。艶感・浸透力などを基準に慎重に選ばなければならない。
補色クリームの選び方一つでその革靴の寿命は変化する。
革靴の補色におすすめする靴クリーム
クリームの要素を全て兼ね備えた「サフィールノワールクレム1925」
サフィールノワールクレム1925は補色・栄養補給・ワックスといったクリームの要素を全て兼ね備えている。シアバターにより油性の中でもトップの浸透力も誇り、光沢も生み出す。使用した人から中毒者が出る程の人気の靴クリームだ。
色の豊富さと靴の劣化防止に「ブートブラックシュークリーム」
ブートブラックシュークリームは着色力と靴の劣化防止に優れている。クリームの成分内にビタミンEが配合されており、劣化を防止してくれる。また、成分内にワックスも配合されており光沢も生む。しかし、しっかり光沢を出すためにはワックスとの併用することを進める。
栄養補給と補色に優れた「M.MOWBRAY シュークリームジャー」
M.MOWBRAYは補色と栄養補給に優れている。靴クリームの本来の目的を果たす汎用性が広いものである。クセがないのでワックスで磨くことを前提として買うクリームの中では非常に使いやすい。
靴クリームを選ぶポイント
サフィールノワールクレム1925は一つでクリームの要素全てを持っているが、ブートブラックシュークリームやM.MOWBRAY シュークリームジャーに比べて2倍近く値段が高い。
しかし、1つで補色・栄養補給・ワックスの機能を備えているため初心者はサフィールを選べば間違いない。使っていくうちに靴独自の癖などを理解できるので、まずはサフィールで革の特徴をつかもう。