勤務地の希望を履歴書や面接で伝えて通った事例

全国に事業所がある会社に就職した時、一番気になるのが勤務地だろう。

特に新卒1年目の社員であれば、「いくらなんでも最初から地方はないはず…」なんて淡い期待を抱いているかもしれないが、会社はそんなにお人好しではない。それに、採用面接のとき「弊社は全国に事業所を展開していますが、問題ありませんか?」という質問はされているはず。

ここで「NO」と答えられる人間は確かに肝が座っていて面白いが、私だったら採用しない。

恐らくこの記事にたどり着いた方は、新卒として入社済み、あるいは転勤の可能性がある、内定式等で面接を控えている方たちであると推測する。

勤務地の希望は伝えたほうがいい

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まず結論から話をすると、勤務地の希望は必ず伝えるべき。

「どこでも問題ありません」という社員と、明確な希望を話した社員であれば、天秤にかけたとき間違いなく後者の社員の希望が通る。

しかしこれは会社の方針にもよる。ちなみに私の会社の例だと、「絶対東京がいいです!」という社員は地方に、「絶対地方がいいです!」という社員は東京(あるいは大阪などの都心部)に配属させていた。

この理由は、強い希望を持っている社員は、いざ働き始めたときとのギャップが激しいからだ。本当に極マレに「地方で働きたい!!」という新卒の社員がいるのだが、そういう人ほど地方とのギャップにやられすぐに辞めてしまう。勤務地が変われば会社が変わったように環境が変わる。仕事のやり方や営業交渉の進め方も全く違う。経験を積ませるための転勤や異動は、会社がくじ引き感覚で行う一方的な罰ゲームだと思われがちだが、明確な意図があることはわかってほしい。

勤務地の希望はどうやって伝えると良いのか

では具体的にどのような方法で勤務地の希望を伝えればいいのか?具体例を交えながら紹介していく。しかし、この方法をもってしても恐らく会社としての考えが覆る可能性は低い。これは1%の希望をかけた交渉であるに過ぎないことをまず理解してほしい。

「2~3年は東京で経験を積みたい」

東京に本社がある会社や、あなたの出身が東京であれば、8割型勤務地は東京になる。全国転勤があるといっても、最初から地方に飛ばす会社は金融関係の会社以外あまりない。地方でも構わないが、じっくり自分の力を蓄えるために東京で実力を付けたい、と話すと自然。「絶対東京!!」という空気を出すのはあまり好ましくない。

「結婚を考えているパートナーがいる」

会社としては社員に結婚してもらいたい。なぜかというと、結婚すると家庭や守るべきものができ、会社を辞めなくなるから。従って、今の段階で結婚相手となるパートナーがいることを伝えておくと、転勤の可能性は低くなる。しかし、結婚した瞬間や、家を建てたりマンションを買ったりした瞬間に地方に飛ばす会社も多いので注意。あくまでパートナーの存在だけを伝え、このまま順調に行けば結婚しますという意思表示をしておく。

「行きたくありません」

はっきり伝えるパターン。採用段階からお世話になった年の近い人事担当に、「すいません、地方だけは本当に行きたくありません」と伝える。これが吉と出るか凶と出るか分からないが、人事の配属会議であなたの名前が出ないよう仕向けてくれるかもしれない。そのために内定式以降は人事の担当者と仲良くしておくのが鉄則。

全国転勤有りの会社に入ったからには覚悟する

あまりあなたの期待する答えになっていないかもしれないが、これが結論。しかし、基本的には勤務地が希望通りになる可能性が高い(最初は)。

いくら勤務地の希望が通っても、未来40年ずっと東京勤務なんてことはありえないし、仮にそうだとしたら出世を期待されていない証拠でもある。どうしても地方勤務が嫌なら、将来「確実に」起こり得る転勤・異動というものに備えておく(転職・脱サラ)のが手であろう。

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