サラリーマン・営業マンの平均的な革靴にかける予算はいくら?

丸の内で勤務するビジネスマン1,000人にスーツに関するアンケート」によると、サラリーマンの約7割が革靴に対して2万円以下の出費をしていることがわかった。

また上記グラフから判別できるように、3割以上の方が2万円以上の革靴を履いており、全体的な平均で見ると「2万円」というのがスタンダードになる。革靴はピンからキリまで、安い物だとそれこそアメ横なんかで500円、高いブランド革靴だと30万円以上するものもある。購入者の給料や、その人の趣味嗜好、用途で変わってくる。

ハイブランドorノーブランド

ブランド革靴に関する値段の妥当性・考察」については以前まとめたが、結局のところ「関税」が大きなウエイトになっている。確かにヨーロッパなどの高い縫製技術は日本にはないノウハウである。しかしいくら高い技術とその土地の素材を使用していても、日本人の足にフィットするかは別問題。

特に日本人の足は幅広で知られており、ほとんどすべての革靴が足に合わない。従って、国産の革靴を使用する方が全体的な満足度やコスパは高いはず。しかしそれよりもブランドの「刻印」が靴に欲しいため、多くの方がイギリスやイタリアなどの製品を求める傾向にある。

私の個人的な主観でしかないが、2~3万円の国産革靴と、5~10万円の外国製革靴は、素材や品質・機能面においてはほぼ同じで、総合的な満足度(履き心地や日本人の足のフィット感、修理のスピードなど)で見ると、断然2~3万円の国産革靴の方がいいと感じている。

ブランド革靴を買っても失敗するだけ

高級革の革靴をローテーションの一つとして持っている人はいるであろう。ただ、最初から高い靴を買うことはオススメしない。

これは革靴マニア全員が口をそろえて言うことだが、

革靴は高ければ高いほど手入れがかかる。
※ちなみに写真の革靴は15万円(Amazon

ボンボンのガキが大した大人に育たないのと同じように、高級素材の革は非常に手入れが大変なのだ。磨けば光るが、磨かないとすぐに腐る。履いていなくても毎日磨いてやらないといけないのが高級革の特徴。革靴の手入れができない人が買っても活かすことができずすぐに履けなくなってしまう。もし、ボーナスや自分へのご褒美に買おうと考えるのであれば、手入れの仕方を知った上で買ってほしい。