私は年に2~3回以上結婚式の場に出席する。年齢を重ねるごとに出席の機会も増えてきている。20代前半のころ、同期で一番早く結婚した仲間の結婚式に行った時の話だが、黒スーツにシルバー系のネクタイという常識はあったが悩んだのは靴だった。
どんな靴を履いていけばいいのか?その時は無難にいつも履いている黒の革靴で出席したが、結婚式はマナーに厳しく、私が履いていた靴はNGだった(後日談)。
そんなに気にする必要はないという方もいるが、これを抑えておくと、普段のビジネスシーンにおいて最上級に気を使わなければいけないお客様に当たったとき応用が効く。覚えておいて損は無いので是非最後まで読んでみてほしい。
結婚式で恥をかかない革靴
フォーマルで代表的なストレートチップ
結婚式等のフォーマルな格好が求められる場では、「黒・内羽根式・ストレートチップ」この一択。
つまりこれ以外の革靴がすべて「マナー違反」ということになる。まあ、これは極端かもしれないし異議を唱える方もいると思うが、この条件の革靴を履いていれば、マナー違反になることはない、というのは間違いない。
どんな色のスーツにも合い、色合い的にも失敗することはない。
結婚式で履いてはいけない革靴
外羽根式の革靴
外羽根とは、紐を通す部分が外側にあるものを言う。確かにここはまだまだ許される範囲であるが、『内羽根式=フォーマル』『外羽根式=カジュアル』という印象が古くから残っているため、結婚式など色々な年代の方が集まる場では気をつけた方がいい。
メダリオン加工がされた革靴
メダリオンとは、つま先や縫い跡に沿って穴が空いた加工が施されたもの。「ドレッシーなシーンで活躍」というのがこのメダリオンの謳い文句だが、それを誤解して結婚式で履いてOKと勘違いしている人が多い。披露宴や二次会ではOKだが、結婚式ではNG。
「殺生」を連想させる動物系統の靴
クロコダイル(ワニ)の革靴や、女性であればトラ・ヒョウ柄の革靴など、殺生を連想させるものは縁起的にNG。動物素材が全てだめというわけではなく、写真のように靴のデザインからそれをイメージ出来てしまうことがマナー違反になる。
カジュアルな印象が強いブーツ
ビジネスシーンでは見かける機会も増えてきたが、結婚式の場ではNG。フォーマルな場では「流行」や「海外事情」などは一切受け入れられないため、絶対にやめた方がいいだろう。
革靴の色は「黒」のみ
スーツについては黒・紺。革靴においては黒のみとなる。
色を外して悪目立ちをしようとするものがいるが、それはオシャレではなくただの場違いだ。あくまで私達の役目は、花(主役)の色を鮮やかにするための雑草でしかない。花を汚す害虫が湧いてきたら排除されるのは当然のこと。
招待してくれた友達に恥をかかせない為にも、常識を持って行動してもらいたい。