就活生・新社会人が覚えるべき革靴の選び方と手入れの基礎知識

最近では就活の時期が色々と前後したり、また中々決まらず就活そのものが長引いている方など、正直1年中どこかしらで就活生を見かけている気がする。

3月、4月になると新社会人の姿を見かけることもあるが、足元をみると就活の時から使っていただろうと思えるボロボロな革靴。スーツを選ぶことはできても、靴を選ぶポイントや細かなメンテナンスまで押さえられている就活生・新社会人はあまり見かけない気がする(あくまで主観)。

私も思い返してみれば、革靴の選び方やメンテナンスの方法などは誰から教えられるわけでもなく、自分で調べて実践していた。今回はそんな方に向けた革靴に関する一般的な基礎知識をまとめようと思う。

ほとんどの新社会人が知らない革靴に関する基礎知識

靴は最低でも4足必要!

shurui

革靴は必ず4足以上用意すること。革靴は一日履き続けるだけでコップ1杯分(200~450ml)もの汗をかいてしまう。そしてその水分を革から全て除湿し切るまでに3日以上の日数がかかる。4足と聞くと多く感じるかもしれないが、これが最も革靴のパフォーマンスを上げ、かつ長持ちさせる方法なのだ。

どんな手入れよりも、オイルやクリームの道具よりも効果がある方法が「ローテーション」であり、「履かない期間」を作ることが非常に重要。「履かない」のだから当たり前と言えば当たり前だが、例えば、1足を毎日履き続けるのと、4足を履き回すのでは、絶対的な革靴の寿命は異なるはず。4足の履き回しで、かつしっかりメンテナンスを行っていれば、正直何十年も履き続けられる。

しかし1足を毎日履いていれば、どんなに丁寧にメンテナンスしても、もって1年が限界。雨の日もあれば雪の日もある。後輩に酒をこぼされたり、犬の糞を踏みつけてしまうときもある。1足ではどうしてもリスクが大きい。

確かに新社会人・就活生にとって、初期費用として4足買うことは抵抗があるが、ちまちまと1足づつ買って壊れる度に履き替えるより断然安く抑えられる。ちなみに私は5足用意し、1週間の中で履く靴を決めている。毎日違う靴を履くことで気分をリフレッシュすることができるし、何より足のニオイ対策にもなる。足のニオイの9割は「革靴」にあると言われている。

私(管理人)の革靴ラインナップはこちら

毎日メンテナンス!毎日除湿!

メンテナンスは毎日・その日のうちに完了させよ。忙しくても、酔っ払っていても、女を持ち帰りしたときも、欠かさず毎日メンテナンス。

「そうは言っても、毎日は…」

そう思うかもしれないが、だからこそ、他人と差が付けられるのではないだろうか。繰り返しになるが、革靴を履くとコップ一杯分もの汗をかいてしまい常に湿度は100%の状態。雑菌は繁殖し放題で、最悪の場合「カビ」が生える。また革靴のシワは一度できてしまうと絶対に元には戻らないし、そもそもこの事実を知らない人も多いと思う。

そして、革靴というのは本来「履いていなくても」オイルやクリームで栄養を与えなければいけないほど繊細のものなのだ。しかし、それはかなり革が高級なものに対しての手入れなので、少なくとも1足5万円以下のものに関しては、履く度に基本的なメンテナンスを行うだけでOK。

ただ、どうしても「毎日」というのが難しい場合は次のことだけでも最低限やってもらいたい。

ブラッシング
除湿剤(新聞紙やシューツリー)を入れて暗所で保管

この2つだけ。まとまった時間ができたときに、何足かまとめてクリームやリキッドでケアするというのも手。

【おすすめシューケア用品まとめ】革靴の手入れは道具で変わる

革靴を履く時は必ず靴べら(シューホーン)を用いる

革靴の命とも言える踵(かかと)。

踵がよれて潰れてくるとシルエットが保てなくなってくるだけでなく、足そのものにも大きく負担がかかると言われている。携帯用の靴べらを常備し、急な機会においてもスマートに靴を履きこなすのが一流。つま先を「トントン」としながら履いたり、かかとをぐりぐり押しつぶしながら履くのはNG。

スーツの胸ポケットやカバンに入るほどのコンパクトな靴べらを持って、サッと履くことができると非常に周囲の評価も高い。

革靴は「安かろう悪かろう」が綺麗に当てはまる

donki-kawagutsu22

革靴は値段による差が非常に顕著だ。
つまり、高ければいい靴、安ければ悪い靴。

「安くて良い靴ありませんか?」とよく聞かれるが、いつも私は「無い」と即答する。ただし、2万円以上の靴になれば、それなりにいいパフォーマンスを演出してくれるので、新社会人・就活生の方は、最低でも2万円以上の革靴を選んで欲しい。

それを履いたうえで、こだわりや求めるものが出てくる。最初から底辺の靴を「我慢」の中で履き続けても、ストレスしか生まれない。

「2万円以上」と言いつつも、先程紹介した私の革靴ラインナップには1万円~10万円まで非常に差がある。これも長い経験の中で培った、自分の求めるものが合致した形。是非参考にして頂きたいが「安さ」や、逆に「ブランド」で選ぼうとすると革靴は往々にして失敗するので注意。

新社会人・就活生に向けて一言

初対面の方の第一印象を決定付ける8割の情報は、その「見た目」と言われている。

安物の革靴や手入れのされていないボロボロな革靴をみると、その後、営業させるのに私はとても不安になる。私がそう思っているということは、お客様はもっと感じているということだ。中身の知識は後で付けていけば良いが、外見に関してはすぐに直せるもの。知識がない・数字が上がらないと思っている営業マンにも言えることは一度足元を見てほしい。

革靴は汚れていないだろうか?