スペインのハンドメイド技術による高品質なスペイン製靴を仕上げる靴メーカーとして有名なペルティニ。多くのヨーロッパブランドの中でも美しいフォルムと大胆なデザインを用いており、その独特なフォルムは世界にも愛されている。ヨーロッパではフランス・ドイツと店を展開しており、日本にも進出している。創業1980年と新しいブランドにも関わらず異例のスピードで成功を収めているブランドの一つである。
ペルティニの特徴と種類について
ペルティニの特徴
伝統的なつくりを続けることと同時に、レザーのカラーやインソール・靴紐といったポイントに拘りを感じる。アッパーとは異なる配色の使用や、アウトソールの反り返しなど独特な感じを出している。革靴メーカーとしては積極的な取り組み・挑戦を続けるブランドとして今後大きく成長するだろうと期待が集まっている。
引き締まったフォルム
つま先から踵にかけて、くびれのある引き締まったフォルムはハンサムフォルムとも言われている。スーツ姿を足元から引き締め、スーツを常に着ることの多い日本の営業マンから好まれている。ノーズが長めに感じるが、小指からグッと引き締まっていくラインがファンにはたまらない。
フィット感ととにかく軽い革靴
マッケイ製法に改良を加えたアッパーで足を覆うようなボロネーゼ製法で、フィット感は優秀。「靴下のような履き心地」と絶賛される仕上がりとなっている。
ペルティニの魅力はなんといってもその軽さ。革靴は平均1kgだが、ペルティニは800g程度で作られている。200gという差は、歩行距離が長くなればなるほど魅力的に感じるだろう。長距離を歩く営業マンとしてはその誤差が疲労感を大幅に軽減させる。
ペルティニの種類
ストレートチップ
革：牛
ストレートチップのシンプルなフォルムにつま先とアッパーの繋目の部分の装飾が上品さと独自性を感じさせる。引き締まった感じをさらに際立たせる。
モンクストラップ
革：牛
モンクストラップにブローグの装飾で、更に独自性をアップさせる。ところどころにある装飾がペルティニの挑戦的な発想を感じさせる。
オパンケ
革：牛
同一国のブランド「マグナーニ」が得意とりするつくりのオパンケを大胆にモンクストラップで再現した。インソールとアウトソールにアッパーとは異なる色の革を使いアクセントを出している。
プレーントゥ
革：牛
プレーントゥのシンプルなデザインを覆すような装飾は盛り込まれている。オパンケ・切替しといった技術を駆使して上品さと独特な主張を感じる革靴だ。ここまで、特徴的なつくりはペルティニぐらいしかないだろう。
ペルティニはどんな人に向いている？
「独特で人とは違う一風変わった革靴が欲しい」という人には向いている革靴である。全てのつくりに「なにか違う」という独特なつくりや履いた瞬間の軽さという細部まで拘りを常に感じられる革靴である。値段も3万円代で抑えられていることも嬉しい限りである。
