革靴の革は伸びる!新品の靴は少しキツめのサイズで購入すべき

靴でも服でも、革・レザー物はサイズが伸びるので、少しキツイくらいを選んだ方が丁度良いと世間的には言われている。しかしその「丁度良い」とはどのような感覚のことなのか。新品の革靴を買うときは、その時の足の状態にフィットするかどうかで選んでしまうが、本来はベストな状態の足で、少しキツメの革靴を選んで購入すべき。

今回はその革靴を選ぶときの「ベストな状態の足」について解説していこう。

自分のサイズに合った革靴の購入方法

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いきなりだが「あなたの足のサイズは何cm??」

そう尋ねられたとき、綿密な数値を即座に答えることができる人は中々いないと思う。「26cm」「28.5cm」と全員が0.5cm刻みでキリの良いサイズのはずはないし、メーカーごとに足のサイズの基準は微妙に異なるもの。

従って、革靴を購入する時は極力現地で実際に試履きしてから購入するべきだし、頭の中で「自分の足のサイズは◯◯cm」と決め込んでしまうのもよくない。

靴を買いに行く「時間帯」に注意

足のサイズはつま先から踵にかけてと、足裏から足の甲にかけた縦幅・横幅で選ぶ。

しかし足の甲は、朝と夕方で周囲に1cm以上の差が出る。特に事務仕事で座りっぱなしの方などは、足がむくんでしまう夕方に購入すると、通常状態の足の中で空間ができてしまい、最初に靴擦れを起こしやすくなる。できるだけ午前中(理想を言えば朝)に靴を購入すべき。

午前中の足のフィット感が本来のあなたのフィット感。かつ夕方の足のむくみを想定して購入すると失敗しにくい。そしてその革靴の革も、あなたの足に準拠して形状記憶のように伸びていくことも想定しよう。むくんだ状態の足(夕方以降)でフィットする感覚があるものを購入してしまうと、それ以上革が伸びないため、いつまでもブカブカの印象が残り足を痛めやすい。

革靴の試履きは必ず行う

実際にフィットする靴が見つかれば、試履きは必須。試履きをして、次のことが感じられるようであれば足にフィットしてるとは言えないので交換すべき。

  1. 蹴り出す際に足の甲が常に当たる、着地時につま先の指に負担がかかる(痛い)。
    →サイズが小さすぎる
  2. 踵が抜ける感覚・空気が踵からズボズボ抜けている感覚、屈曲させると大きなシワができる。
    →サイズが大きすぎる

サイズで迷ったら少しキツイくらいが丁度良い

オーダーメイド以外で、自分の足に「完全にフィット」するものはまずない。ある程度の妥協は必要であるし、「革は伸びるもの」という理解を踏まえておくことが重要。従って、イマイチ自分のサイズに合ったものが見つからない場合は、大きめよりも小さめ(キツめ)を選んだ方が失敗することは少ない。

小さめであればストレッチャーやオイルなどでいくらでも伸ばすことができるが、大きめの革靴を小さくするということはできない。何もしなくても1ヶ月も履いてれば革が伸び足に馴染んでくる。しかし、つま先から踵のサイズ(実際の表記のサイズ)に関しては伸びないので、捨て寸を1cm程度用意することを忘れずに。

中敷きを入れるくらいなら妥協して革靴を買わない

気に入ったデザインがあり、しかしサイズの在庫がどうしても間に合っていない時、中敷を入れてまで無理して履こうとする方も多いのではないだろうか。しかし中敷きの本来の用途は、例えば、会社指定の安全靴を履かなければいけないがサイズが合わないとか、学校の指定の靴が足に合わないとか、そういうシーンに活躍するもの。選択肢が無い中で「仕方なく」使用するものが中敷。たくさんの選択肢から選び放題の私たちが、中敷を使って足を酷使するのは非効率としか言えない。

「中敷きを入れた方が良い」という店員の一言の本心は「その靴はあなたのサイズに合っていませんよ」と言われているのと同じ。

「キツい」と「痛い」は別

「課長がキツめがいいって教えてくれたので痛くても我慢してます!!」

このように話す社員がいたが、これは違う。こういったニュアンスで話すとどうしても大きく振り子が動いてしまう社員が必ず一人はいるもの。以上のポイントを抑えながら靴を選べば「痛い」という話にはならないはず。またメーカーやメーカー内の同ブランド内でも、サイズの表記や基準は微妙に異なるので注意しておこう。