革靴を買う際できるだけ小さめのサイズで購入することがおすすめ。理由は、履き続ける度に革が伸び、小さめのサイズを購入した方が足のフィット感が得やすいからだ。逆に大きめの革靴を購入してしまった場合のメリットはない。
小さめの革靴を履く・選ぶ時に注意するポイント
革は伸びるため、本来のサイズより少し小さめを履くことでよりフィットしやすくなる。革靴は足と靴の間に隙間があると大きく屈曲してシワができやすくなる。このシワは革の良さを伝える履きジワではなく、ただフィットしていないだけである。小さめの革靴を履くときや選ぶときに注意しておきたいポイントを紹介しよう。
小さめの革靴を履くときのポイント
少しきつくても紐を必要以上に緩めない
新品の革靴はどれも革が硬く柔軟性に欠けている。そのため、きつい時はすぐに紐を緩ませ楽にしようとする。しかし何度も行っていると、革がなかなか伸びにくくフィットしづらくなる。そのため、必要以上に靴紐で調節することはやめよう。
靴紐は時間帯によって足がむくむ際に紐で調節するために使おう。いくら革が伸びてきても、足がむくむときは多少きつくなる。
新品の革靴は手入れが重要
履く前に手入れをすることが重要になる。「新品なのに手入れするの?」と思う方もいるが、買った瞬間の革靴は乾燥していたり、古いワックスが付いたままになっている。そのため、新品の手入れを行い革に栄養を与える必要がある。
必ずシューホーンを使って履く
踵は革靴の命とも言われる部分である。踵を踏んで履くようなことは絶対にしてはいけない。新品時のしっかりとした踵を維持するために、どんな時でもシューホーンを使って履くことを意識してほしい。
小さめの革靴を選ぶ時のポイント
デザインは紐靴やモンクストラップのサイズが調整しやすいものを選ぶ
スリッポン式の紐なし靴もオシャレで人気も高いが、小さめの革靴を履く時には向かない。足がむくんできても、サイズ調整が難しいことが理由である。サイズの微調整をするなら紐靴、サイズを手軽に調節するならモンクストラップという観点で選んでほしい。
小さめの革靴を買う時は夕方
1日の中で足が最もむくむ時間帯が夕方のため、小さめの革靴を買うときはむくんでいるときに買うとベストである。また、むくむと足幅が変わるためデザインによって履けない革靴もある。そのため足のサイズは足幅も考慮して買うべきである。
普段履く靴下の厚さを変えない
靴下の厚さを一定にしておくことで常にフィットしやすくなる。靴下のサイズを変えるだけでも1cm以上サイズが変わるため、選ぶときに注意しておこう。もし靴下のサイズがバラバラなら、一番薄手の靴下を履いて行こう。少しでも革靴のサイズが大きくなることを避けよう。
小さめの革靴でオーダーメイドの履き心地を実現させる
革靴は革が伸びるため、他の靴に比べてフィットしやすいものである。そのため自分のクセや歩き方に応じて革が伸び、まるでオーダーメイドされた履き心地を実現させる。そのために小さめな革靴を履く・選ぶ時のポイントをおさえておき、多くの方に革靴の良さを実感してもらいたい。