【営業マンの熱中症対策】スポーツドリンクより牛乳がいいって本当?

熱中症予防に牛乳が良いとされているが、これは本当である。

ただし予防に過ぎないため、熱中症になってから(またはその疑いがあってから)牛乳を摂っても意味が無い。熱中症にならない体作りをするために牛乳が効果的というだけで、「牛乳さえ飲めば」というわけでもないので誤解のないように。

また、熱中症の疑いが出てから飲む飲み物としては断然スポーツドリンクの方がいい。体内へ水分が送り込まれる吸収スピードや、ミネラル類の配合という点において、やはりスポーツドリンクの方が即効性がある。しかし、スポーツドリンクは「予防」という観点では効果を発揮せず、牛乳の方が効果的。体への影響や効果を知り、使い分けを実践していこう。

熱中症予防に牛乳を飲む意味

熱中症を事前に防ぐために、こまめにスポーツドリンクなどで水分を補給することはよく知られていることだが、熱中症になりにくい体を手に入れるためにはスポーツドリンクよりも牛乳の方が効果的だとされている。

体温調整機能の働きをアップさせる

熱中症の一番の原因は、気温の急激な上昇による体温調整機能が正常に働かなくなることである。体温調整機能の働きをアップさせるには全身の血液量を増やす必要がある。運動した後(外回り後)に牛乳を飲むことで、血液量を増やして発汗能力も高めることができると言われている。

アルブミンで血液量アップ

牛乳に含まれているホエイタンパク質を運動後に摂取することで、体内でアルブミンという物質が合成される。そのアルブミンには血液の水分量をアップする効果があり、結果血液量が増えることになる。血液量が増えると発汗しやすくなり体の外に熱を逃がしやすくなる。

牛乳よりも効果的な飲み物
ホエイタンパク質を含んだ飲み物と言えば「プロテイン」。実は牛乳よりも更に熱中症予防のために優れた飲み物と言われている。
熱中症を予防する牛乳の効果的な飲み方
営業マンであれば、外回りから帰ってきた30分以内にコンビニで紙パックの牛乳を300ml飲む。外回りで歩いてきたことも運動の内に含まれる。「運動直後」にあたる30分以内という時間は意外と重要。牛乳が苦手な人は、乳製品であるチーズやヨーグルトでも代用可能だが、液体である牛乳が最も吸収率が良い。