私が、営業マンとしてやってきて色んな上司に出会ってきた。その中でも、入社時、直属の上司が常にトップ成績の営業マンであることに驚いた。「なんでこんなに仕事ができるのだろう」と常に考えて営業のコツを盗もうと行動などを学んできた。そんな、「デキる営業マン」の特徴について紹介しよう。
デキる営業マンの特徴と仕事ぶり
デキる営業マンの特徴
足元までキレイ
身なりがキレイなのは当たり前だが、果たして足元まで気を配れているか?革靴は営業マンの必需品である。そんな、革靴が汚かったら印象は全て台無しになってしまうほどだ。キレイだけでなく、履き慣れて手入れをされた革靴は何よりもあなたの人間性をあらわしてくれる鏡の存在である。「デキる営業マン」は足元から数字をとってくることもある。
デスクの上・中がキレイ
顧客の多い営業マンは、資料などが多くなりついデスクの上や中が汚くなってしまう。しかし、そんな汚いデスクでは何か探しものがある時は「すぐに見つからない」「大事なものがどこにあるか把握ができていない」といったことが起こってしまう。
デキる営業マンのデスクは誰がみても何がどこにあるか理解できてしまうくらい整頓されていた。
ここで重要なのは、誰が見てもキレイで何がどこにあるか理解できることだ。自分が外出中で社内にいる人に何か頼みごとをする際に、説明がしやすくなる。
スケジュール通りの仕事
当たり前のように聞こえるかもしれないが、できる営業マンはスケジュール通りに仕事を進める。一日の仕事を席について考えるのではなく、前日までに当日は何をすべきか決まっていることだ。毎日、終業後の少しの時間を使って翌日の予定がビッシリ決まっていることだ。
無駄な残業はしない
ダラダラ仕事をしない、用がなければすぐに帰るといったところである。しかし、飲み会や上司との就業後の会話などは無駄な残業ではなく大事な情報交換の場という考え方だ。就業後だからこそ聞けることがたくさんあることだ。
愚痴を言わない
仕事や人の愚痴を言わないことだ。「デキる営業マン」は人間関係を大事にしている。そういったところで、愚痴をこぼされて、同僚などと盛り上がってもその会話はストレス発散にはなっても巻き込まれた周りの人にはプラスにはならないことを知っておくこと。できるのであれば、良い体験の情報交換をしてほしい。
デキる営業マンの仕事ぶり
営業をしない
営業数字が高いからこそ、ガツガツ営業していると思っていたのだが、その上司と同行して思ったことが、「営業してないなぁ~」と思った。もちろん商品の説明等はするが、大体が相手の現状・不満を聞いて営業ではなく提案といった仕事の仕方だ。
「営業=売る」のではなく「営業=提案」という考え方だ。
だから、売りたい人に売るのではなく、買いたいと思う人に提案することだ。
好奇心旺盛
同行した先の人との雑談を聞いていたときだが、
先方:「◯◯さんは釣りは興味ありますか?」
デキる営業マン:「釣りやったことないんですよ、教えてください!」
といった返答だ。ふつうの人なら「釣りやったことないんですよ」だけの一言で終わる。最後の「教えてください」という言葉がなかなか出てこない。商談を早く終わらせようと焦ってしまうことのほうが多い。また、後日もう一度会う時までに本当に釣りについて勉強してくるという熱心さだ。
デキる営業マンは別にそのお客様に好かれるために釣りを勉強したわけではない。本当に心から興味を持ったとのことである。
自分の知らないことは何でも知りたくなってしまう程の好奇心旺盛ぶりには才能としか思えなかった。
何でも結びつける能力
新規営業のときに使う技なのだが、新規のお客様は大体は商品や商材を突然持って行っても跳ね返されることが目に見えている。しかし、デキる営業マンは根本の切り口が違う。
「何か今お困りのことありませんか?」という「その1」に似てしまうが、相手の悩みのタネを自社のものに結びつける能力が高い。
仕事に楽しみを見つけている
「やりがい」に似ているが、大体の営業マンは「やりがい=お金」である。楽しさはまた違い、「仕事後のビールが楽しみ」「契約後の一息する時のコーヒーが上手い」と人によって楽しみを見つけることは様々だ。結果が出すことが全てだが、出ていない中でも「仕事の楽しみ」を見つけれることで乗り越えていける。
デキる営業マンになるためには
結局は革靴で全てが決まる。それは、毎日の革靴の手入れこそ「デキる営業マン」の第一歩だ。仕事に置き換えても、デスクの整頓・キレイな身なりといった特徴のほとんどが革靴の手入れができている人から始まることだ。一日5分ほどで終わる「革靴の手入れ」ができない人が、一日8時間にも及ぶ仕事のまとめや整理ができたものではない。また、足元まで気を配れる人は細かいことまで気がつくことができる。仕事のコツでもし悩んでいるのであれば、まずは自分の革靴を毎日マメに手入れしてみることから始めてみよう。