【人材派遣業界編】営業マンの一日の流れ~リアルにキツいこと

今回は、営業マンの一日の流れとしてとある人材派遣会社にいた知人の話を紹介しよう。

派遣会社の営業マンというと、それこそ全ジャンル・全業種の現場に出向き、仕事はハッキリ言ってかなりハードとのことだ。有名企業から、大学、工場、ビルの受付といった様々な現場に派遣することも多く、就職希望者と企業を結ぶ役割なわけなので気を使わなければいけないシーンがたくさんある。色々な人と関わることができる面白みはあるが、責任もかかり当然やめていく社員も多かった。そんな人材派遣会社の仕事の流れやリアルについて紹介していこう。

人材派遣会社の仕事と服装について

shigoto

人材派遣会社の仕事の流れ

知人の会社の簡単な1日の流れをまとめてみた。

8:30 会社に到着。掲載している求人内容の確認。
9:00~ 朝礼
9:10~ 社内にてテレアポ(新規開拓のための電話や、既存の派遣先とのアポイント)
10:00~ 外出、アポイント先へ商談
12:00~13:00 昼休憩
14:00~ 外回り、飛び込み営業や既存顧客回り
18:00 帰社、求人内容確認、一日のまとめ
19:00 終業

といった、一日の流れになる。会社にいる時間はほとんどなく、ほぼ一日中社外の方、お客さまの相手をしている。

人材会社のリアルにキツいこと

テレアポ

tereapo

派遣会社での業務は新人もベテランもまずはテレアポから1日が始まる。法人相手へのテレアポになるため大体の会社が「決まった派遣会社がある」と電話もとで門前払いされることが普通。100件電話をかけて1件もとれないことは日常茶飯事。「どうして決まらないんだろう」と落ち込むことは無い。

「こんなの意味ないよ…」と思いながら電話をかけるのか、相手の事情を理解しながら電話をかけるのか、その100件のテレアポでも仕事を取ってくるやつは5件10件とアポを取り決める。ここで嫌になって辞めてしまう社員が非常に多いそうだ。まあテレアポの営業なんてどこも同じだと思うが。

朝も夜も休日も鳴る社用携帯

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これは、派遣会社あるあるの話だが、自分自身の就業時間は9:00~18:00で休日が土日祝日だったとしても、実際に派遣スタッフは毎日働いているわけなので、それを管理する側の自分に「休みはない」と思った方がいい。派遣スタッフの就業時間は様々で休日も土日休みではないところもほとんどだ。派遣会社の人は土日も対応できるように社用携帯を手放しことはないという。土日でも関係なく「派遣スタッフが休んだ!どうにかしろ!」と派遣先からクレームがくることもある。

夜勤の人の派遣は大変

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製造業・工場の夜勤スタッフ、ビルやマンションの受付・コンシェルジュなど、24時間体制の業務における派遣対応は特に大変だという。派遣会社はスタッフが就業する当日は、スタッフに同行することが基本とされている。派遣スタッフと担当の営業マンが同行することで派遣先の人に好印象になるからだ。夜勤で22時から就業するスタッフの同行もすることがあるとのこと。また、夜勤のスタッフがもし派遣先を休もうものなら、夜でも派遣先に電話して謝罪しないといけないというのがリアルだ。

人を扱う職業だからこそ身なりには気を使っておきたい

eigyo

人材業界の人ほど、人と出会う職業はないと思う。それが魅力で人材業界で働いている人がほとんどなのだが、だからこそ、「どこで、何がどう見られているか」を常に考えている。知人いわく、会う人によって服装や革靴の感じを替えて行っているらしい。話し方も変えることも必要になってくる。「人材業界で活躍する営業マンほどプロの役者だ」と言っていた。私にはわからない世界だが、人材業界で働こうと思う人にこの記事が参考になれば良いと思う。