【就活生・大学生】インターンシップで好印象を持たれる服装・革靴

うちの会社でもインターンシップの学生を集めて何やらやっているらしい。そんなときゲスト講師として何か話してくれと人事から頼まれ、ぶーぶー言いながらも学生の前で話をした。もちろん話題は「革靴」。絶対興味がないだろうと思っていたのだが意外と食いつきがよく、最後まで話しを聞いてくれた。

みんなそれなりにピシっと格好が決まっているが、まだ「着られている」というか、「あれ?」と思う点もあった。基本的なことはAOKIやら青山やら、スーツ屋さんが教えてくれたと思うが、それでも現場を知らないから「衣装感」がすごい。

着飾る必要はないのに、少し背伸びをしている学生もいたので、そこは彼のためにも注意をした。別にインターンシップは直接就活や内定に関係するわけではないが、ここで私から注意をもらえるこの子たちはかなり幸せだと思う。

インターンシップにふさわしい服装

就活に向けて焦る気持ちもわかるが、残念ながら彼らが生きている時代は情報が多すぎる。

就活では個性を出す

これをあまりに自分の中でいいように解釈しすぎている学生が多いため、中々「すべっている」。個性とは外見で表現するのではなく、中身や話の深みから我々が判断するもの。そこを誤解しないようにして欲しい。だから服装や靴については、本当にテンプレート通りで構わないのだ。

服装はテンプレートが一番

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スーツ

色は黒のみ。AOKIでも青山でもいいのでスーツ屋さんに行き「リクルートスーツ下さい」と言い、出てきたものを買おう。その他の色はあまりオススメしない。奇をてらって紺やグレー、ストライプ柄のスーツを着用している学生もいたが、見ているこっちが恥ずかしかった。

いじめるわけではないが「どうしてリクルートスーツじゃないの?」と純粋に聞いてみたところ、「こっちの方がカッコ良かったので」と話してくれた。

面接官はあなたの“カッコいいスーツ”を見たいわけではないぞ。

Yシャツ

長袖の白無地のみ。ボタンも色が付いていない無色のものがいい。ただインターンシップは学生の夏休み中に行われることが多いため、もしかしたらクールビズや私服を容認しているところが多いかもしれない。ちなみにうちの会社では特に指定をしていなかった。

ネクタイ

ネクタイは、グレー、黄、青、赤、エンジなど。スーツ大衆店で並んでいるものであれば基本NGになることはない。ただ、可愛げのある水玉模様や、キャラ物のネクタイもたまに並んでいるのでこれは避けるように。

革靴・ベルト

革靴は黒のストレートチップ。ベルトも同じ材質・色のものを選択。間違っても茶色の靴・ベルトを履いてはいけない。就活を見越して革靴を購入する場合は、最低でも2足~3足以上購入すること。金額としては1~2万程度のもので、1足で済ませようと思ってはだめ。革靴に染みこんだ汗は3日以上乾燥させないと抜け切れないため、ニオイやシミ・カビの原因になる。

「服装自由」って本当に自由なの?

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『服装自由』

就活生やインターンシップで最も悩むワード。これは本当に「自由」なので、普段の私服で行った方がいい。というか行くべき。

もちろん自由なのだからスーツで行っても構わない。別にこれで何かを試そうとしているわけではなく、フランクに学生と話をしたいという企業側のはからい。大学に授業を受けに来る感覚で臨んで欲しいというメッセージ(だと思う)。

また個人的には、【ジーパン×Tシャツ】スタイルの「強者」に話しかけてみたくなるし、何か引き上げたくなる気持ちになる。

インターンに損得勘定を見出しちゃダメ

・インターンに行けば就活に有利
・インターンに行けばエントリーシートに書ける
・インターンに行けば人事の人に名前を覚えてもらえる
・インターンに行けば・・・

このような、損得勘定を見出すのは絶対NG。

確かに「インターンに行けば」こういったメリットもあるかもしれないが、この感情が見え隠れする学生は正直引いてしまう。一生懸命さは伝わるが、人事担当者がインターンを開催している理由・目的とかけ離れているため、そこでギャップが生まれてはこちらも開催している意味が無い。

だから服装についても、目立つ必要は全く無い(というか意味が無い)。企業がインターンを開催する目的・理由や、どんなことをやるのか、必ず募集のHPに記載があるはずなのでそこだけは確認するように。