営業マンが持ち合わせているビジネスシューズは平均2足。
しかし、革靴の性能や耐久性を考えた場合、最低でも4足持つことを推奨している。というのも、革靴という通気性が低い性質のものを1日中履いた場合、200~300ml近い足汗を吸い込んでしまい、それが1日では乾燥し切ることができないから。
1足、あるいは2足で毎日通勤している人は、臭いは付くし、靴の劣化は早まるし、年間で見た時に靴を買っている数量はこちらの方が多いと感じる。
むしろ安い。毎日違う靴を履くことのメリット
革靴は最低でも4足用意して欲しい。
革靴や人間の足の特性として、このローテーションが最も効率的だから。
4足揃えるメリット
靴が長持ちする
人間の各部位の中で、最も汗腺量が多いのは足。その足汗の量は、1日に200~300ml。それがサラリーマンで、特に外回りが多い人だと400ml以上もの汗を吸収してしまう。実際に雨に濡れたりしているわけではないので実感が少ないかもしれないが、シワやシミ、型崩れ、臭いなどの原因に繋がる。この汗を完全に除湿・乾燥し切るまでには最低3日かかるため、革靴を4足以上用意してローテーションを組むことで劣化を遅らせる秘訣になる。
お客様や上司の評価を高める
4足でローテーションすることで、常に綺麗な革靴を履いて出勤することができる。足元は必ず見られており、特に靴を綺麗に保つことに重きを置いている方ほど、他人の靴の状態を見る。また、革靴が汚い人と、綺麗な人、どちらがお客様にとって好印象かというと、間違いなく後者。「見られている」という意識も大切だが、「汚い靴だと他人はどう感じるか」という考え方を大事にして欲しい。
靴の防臭効果
靴に臭いが染み付く原因は、湿気環境を持続させてしまうこと。1足しか靴の用意がなく、汗をかいて除湿しきる前だと、生乾きのまま履き続けることになる。それを防ぐためには靴を休ませる、乾燥させるというのは非常に重要なメンテナンス方法。
靴にかかるコストを抑えられる
「4足も靴を揃えるお金が無い」と思うかもしれないが、逆である。4足揃えることで靴にかかる費用を抑えられるのだ。結局のところ、靴というは履いた回数と履く頻度によって劣化スピードが変わるため、コストを抑えたいと思うなら靴はたくさん用意したほうがお得になる。確かに初期費用はかかるが、1ヶ月ごとや、ボーナスが入ったりしたときなど、徐々に靴を増やし最終的に4足~5足を履き回すようにすればOK。