30歳を超えて営業から外れて部下をサポートする管理職になってから、昔のようにキビキビ動き回ることはなくなった。
そこで私が密かに始めているのが最近流行りの「自転車通勤」。
運動不足解消の為に、ロードバイクを購入し自宅から40分かけて自転車で会社に通勤しているのだ。人にまみれた満員電車に乗るより、見る景色が変わっていく自転車は思いのほか気分が良い。だが、革靴で自転車は漕ぎづらいのではないかと思うだろう。
実は仰るとおり…、すごく漕ぎづらい。
革靴は自転車を漕ぐのに向いていない
ハッキリ言ってしまうと、スニーカーやビンディングシューズに比べ、革靴は自転車を漕ぐには全く向いていない。
ただ、スーツ姿にスニーカーやビンディングシューズが合うかというのも言うまでもない。
私は、色んな革靴を実際に履いてみて自転車を漕いでみた中で良かったものを紹介したい。
革靴の中で漕ぎやすい靴とは
革靴のアウトソール(靴底)がコルクタイプのものは自転車を漕ぐには適さない。普通に漕いでいる分には問題無いが、坂道や信号が変わった時の漕ぎ出しの時に非常に不便に感じる。立ち漕ぎになったり、踏ん張りが効かず滑って踏み外すことが多々あった。踏み外す度に、地面に靴を強打することで傷んでいくのがわかった。
「漕ぎやすい革靴」はどんな革靴なのか店に問い合わせたところ、アウトソールがスニーカータイプ(ゴム性)の革靴だという。それを履いて漕いだ所、たしかにスニーカーを履いているような感覚や踏ん張りを実感できたり、滑りにくく事故防止につながる気がした。ただ、性能重視のためビジュアルは非常にダサいので注意。
また、漕ぐという点では足に熱がこもりにくい通気性の良い靴も条件の一つになってくる。自転車を漕いで会社についた頃に、足が汗でビショビショになって朝から不快な思いをして仕事にも影響がある。
運動不足と気分転換に自転車通勤
仕事が終わり、疲れて帰るというのにさらに自転車を漕いで家まで体力を使うなんてアホらしいと思う人もいるだろう。ただ意外にも漕いでいる時はそこまで疲労を感じない。
一人で漕いでる時間を有意義なものに感じ始めるし、最近部下からも「なんか体締まりましたね!」なんて言われることも増えてきた。確かに以前の私は、人との付き合いで週末は飲み行くことが多く、運動することが程遠い存在であったせいか少し太り気味だった。日頃の運動不足に自転車通勤してみることも良いし、気分転換になるので一度試してみてはいかがだろうか。