軽い革靴と重い革靴にはそれぞれ特性がある。一概に軽い革靴だから疲れにくいわけでもない。重い靴が振り子のように足を振らせて歩行をサポートすることに繋がる。かといって軽い革靴は蹴りだすときが楽だったりする。そのため、それぞれのメリット・デメリットを知って自分に合ったほうを選んでほしい。
革靴は軽いから歩きやすいわけではない
歩きやすい革靴は軽いことが理由ではない。重い革靴でも履く人によっては歩きやすく感じるものである。クッション性や耐久性を求めて革靴が重くなってしまう場合もある。
軽い革靴のメリット
- 蹴り出しが楽
- 階段の上り下りに向いている
- ふくらはぎに負担がかかりにくい
- 持ち運びが便利
- 走りやすい
歩行時というより、走行時や階段の上り下りに向いている。
軽い革靴のデメリット
- 脚の筋力低下
- クッション性に欠ける
- 耐久性がない
- 水に弱い
軽さを求めたことで抑えられる部分を最小限に抑えているため、革を分厚くしたり、ソールを厚くしているわけではない。地面に足が触れている感覚になるほど生地やソールが薄いものもある。
重い革靴のメリット
- クッション性に長けている
- 耐久性もある
- 歩行に向いている
- 脚の筋力向上
- 雨が染み込みにくい
重い革靴には理由がある。ソールを厚くしていることや使っている革を厚くしている。また、重い革靴は振り子の原理のように歩く度に脚が振りやすくなる。
重い革靴のメリット
- ふくらはぎが疲れやすい
- 蹴り出しが重い
- 階段の上り下りで脚に負担がかかる
- 持ち運びが大変
- 走ることには向かない
陸上選手のほとんどの靴が軽いように、走行には向いていない。歩行向きでも長距離になると疲れてくるだろう。脚全体の負担はクッション性でカバーできても、ふくらはぎだけが疲れることになる。
自分が疲れにくい革靴は履いたときの感覚が大事
実際に軽い・重いの判断は自分で判断する事が大事だ。革靴の重さは約350~500g程である。それほど感覚としてそこまでの大差はない。そのため、履いて歩いてみて「歩きやすい」「フィットする」という感覚が大事になってくる。歩きやすくフィットすることが、脚の負担を1番軽減させるものである。例え軽くてもフィットしていなかったら意味がない。