梅雨の雨シミ対策!雨の日に濡れてしまった革靴の対処方法

革靴にとって最も脅威となる時期が6月の梅雨の季節。外周りで営業している身としては、雨が降ると行動しづらくなるし、お客様にとっても濡れたスーツ・バッグ・革靴は見栄えが最悪。

特に傘を差していても守れないのが足元。濡れた地面を歩く度に汚れて濡れていく革靴、家を買える頃には、黒く水が染み付いて最初の色が何色かわからない程になっている時もある。革靴は汚れ以外にも、雨シミと言われるシミ汚れも天敵となる。

雨シミ予防!革靴が雨に濡れてしまったら

雨の日に外出して革靴が濡れないことはまず不可能だ。特に革靴は濡れてしまうと変形して型崩れを起こす原因にもなる。また、濡れてただ放置して乾燥させると以前よりも革靴は硬くなりヒビ割れも起こす。

革靴の水分を除去

濡れてしまったら、まずは表面の水分をタオルで取れるだけ拭き取る。革靴の表面は人目に付くところになり、カビやシミが残ると非常にみっともない。カビは初期のものであれば除去できる可能性があるが、赤カビ・黒カビにまで進行すると除去することは不可能。

革靴を風通しの良い日陰で乾燥

表面の水分を拭きとった後に、風通しの良い「日陰」で乾燥させることが重要。革の性質上、日差しに当てると日焼けして以前の色から変色してしまう。

その際に、革靴の内部に新聞紙を入れることでさらに早く乾くことができる。だが、新聞紙に水分を吸湿することになる為、濡れた新聞紙を入れたままにしておくと逆に内部の乾燥の妨げになり、カビができる原因にもなる。

従って、新聞紙を入れるのであれば、マメに交換して常に乾いた新聞紙入っている状況を作るのがポイント。それが難しい場合は、新聞紙を使用せず、革靴の表面の水分を拭き取って風通しの良い所で乾かすだけでも構わない。

理想を言えばシューキーパーを挿入しておくと木の除湿・除菌・防臭効果で雨の後の対策としては非常に有効だ。

革靴に雨シミができてしまったら

実は雨シミはできてしまっても簡単に消すことができる。それは、革靴を水で丸洗いしてしまうこと。いきなり言われると抵抗感が凄いが、革靴は濡れてもしっかりと手入れをすれば元の状態に戻る。

そもそも、雨シミは雨で深く濡れてしまった箇所とあまり濡れなかった箇所の乾き方の差で起きてしまうもので、丸洗いして全ての箇所を同じぐらいに濡らすことで消すことができる。丸洗いした靴はシューキーパーで形を整えて型崩れを防いでおくこと。

天候に左右されない営業マンを目指せ

私は雨の日は嫌いだが、天候は待ってくれず、予測はできても制御することはできない。雨の日でも待っているお客様のために、駆けつける必要がある。できる営業マンであれば、天候には左右されずに仕事をしていてもらいたいものだ。

ちなみに私は台風の日に「意図的に」全身ビショビショで訪問することがある。確かに失礼かもしれないが、この姿勢に「誠意」を感じられるお客様もいる。あまり多用はしないが、新規のお客様のときに使えたりする…。おすすめはしないが、こんなやり方もあると覚えておこう。その後のシューズのメンテナンスは忘れずに。