革靴は自分で修理できる程楽なことはない。靴の先端がはがれることはよくあることだ。先端がはがれたぐらいは自分で治すことができる。接着剤を革に付けることで直すことができる。
先端のはがれたときの直し方
先端はコンクリートや縁石の角にぶつけるだけではがれてしまうことがある。革が弱いわけではなく、ソールとアッパーの接着部分が剥がれてしまうことはよくある。そういったときは接着剤が役に立つ。
用意するもの
- ヘラ
- 接着剤
- 革靴手入れ用具
はがれた時は焦ることはない、ソールとアッパーのつなぎ目に接着剤をつけることで容易に直すことができる。
1:汚れを落とす前に剥がれた部分を確認
先端がはがれたときはそのはがれ具合を確認して、ブラシで磨くことを控えよう。大きいはがれなら、接着剤をそのまま付けることができるが、小さいはがれは接着剤に付属のヘラを使おう。なるべく接着剤を塗る面を最小限に抑える必要がある。
塗るときは、アッパーでなくソールにかけて接着剤をつけていこう。
2:接着した後に手入れをする
アッパーとソールがしっかり接着したことがわかった後に手入れを行おう。先に手入れをしてしまってソールの接着部分に油分が付着したりクリーナーが付くことを避けたい。先に接着させておくことで避けることができる。
注意:接着が縫製の場合は靴屋に出す
グッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法の特別ば縫製は職人に頼むことがベストである。自分の手で接着剤を使ってしまってはその製法の良さを損なうことになる。高級革靴はそういった対応してくれる。高くても4000円以内に収まるだろう。
靴の先端が剥がれる原因は歩き方
靴の先端は相当なことがない限りはがれない。1番の原因は歩き方にある可能性が高い。しっかりつま足を上げていなかったり、つま先に力を入れ過ぎてしまう歩き方をしている可能性が高い。もし1度でも革靴の先端がはがれてしまったら、まず自分お歩き方を見直してみよう。
革靴は大事に扱うことで長持ちする
革靴の良さは足に馴染むことと革の経年変化である。革は長く履けば履くほど味が出てくる。本革の革靴であれば、履き方次第で5年以上は持つと言われている。
先端だけが剥がれることは自分の不注意しかないだろう。再度起こらないように今後は注意して革靴を履いてほしい。安物革靴の先端がはがれることはあっても、2万円以上超えてくる革靴は簡単にはがれることはないと、思っていてもいいだろう。