第二新卒で大企業・大手に転職するための秘訣と極意

今の第二新卒世代の特徴を私が勝手に推測すると、

・現実的
・悲観的
・切り替えが早い
・上昇志向
・個性が強い

という感じ。大体同じことを言っているのだが、要は「現実を見ているフリをして、現実が何か分かっていない」世代。自分が新卒で入った会社に失敗しているのに、第二新卒でまたも「大手に入りたい」と目的が無いままうつつを抜かしている。第二新卒で大企業に就職することができないわけではないが、地に足がつかない状態で会社を辞めてしまい、思いつくままに転職活動をして失敗する事例が多発している。

まずこの記事で確認しておいて欲しいのは、「大企業=良い会社」ではないこと、「大企業」に入ることは何も難しいことではないこと。

大企業に第二新卒で入ることは何も難しくない

marunouchi

まず結論から言うと、大企業に第二新卒で入ることは全く難しくない。しかし、そこでやりたいことや、欲しい給料を貰えるかどうかは別。入ることは恐らく誰でもできるし、今は派遣の案件でも大手財閥系商社や広告代理店の仕事があるくらいだ。

「大企業に入る」ことが目的なら、第二新卒として転職するより、絶対「派遣」の方がいいし、ほぼ確実に入社できる。派遣だからといってバカにできないぞ。派遣は時給2000~5000円はザラにあるし、恐らく正社員より稼げる(これは本当の話)。

ただそれをみんながしないのは、単なる世間体。日本人は承認欲求が特別強いため周りの評価を気にする。「派遣社員」という言葉が嫌いだからそれを選択しないだけ。まあこういうこともあるということは覚えておいてほしい。

ホワイト大企業とブラック大企業

「大企業」とひと括りに言っても、2種類あることはおわかりだろう。例えば某大手飲食チェーン店は大企業ではあるが、「ホワイト企業」ではない。恐らくこの記事を読んでくれている方は、そういったところに入りたいわけではないと思う。

ホワイト大企業に第二新卒で入社するには

結論から言うと、非常に難しい。

入社できたとしても、いわゆる出世コースから外れているため、その先の未来が明るいとは決して言えない。昇格はありえない、昇給はあっても頭打ち、新卒社員との格差など、ホワイト企業ほど新卒社員・古株社員を大切にする風土なので、転職組にとって居心地のいいところではないはず。

あなたの承認欲求を満たすためだけに大企業に就職したいのであれば、それは第二新卒など関係なくおすすめできない。

第二新卒でおすすめしたい会社やその選び方

第二新卒の当事者であるあなたはご存知ないかもしれないが、一度転職した人間は、2度3度と転職を繰り返す傾向がある。人間は非常に賢い動物なので、辛い経験や1歩踏み込む勇気を1度でも体験すれば、2回目以降は機械のようにそれを繰り返すことができるのだ。

企業はそれを(辞めることを)知っているので、「辞めるなら即戦力になる人間を」「何か秀でたものを持っている人」を求める傾向がある。もちろん第二新卒で0~2年働いただけの社員に即戦力となる力はない。

このことからも、第二新卒というのは相当に厳しいものであることがわかると思う。「第二新卒の就職の現状と厳しさ~20代転職のリアルを解説」でも書かせて頂いたが、「第二新卒」という言葉は転職会社が企業や転職者を煽るために勝手に作り上げた言葉に過ぎない。

第二新卒のメリットなどが各ネットに色々書かれているが、そんなものは企業が独自で判断するものだし、ほとんどの企業は第二新卒者に対して「根性なし」としか思ってない。

ではどうすればいいのか?

簡単である。転職エージェントに頼めばいい。

転職エージェントをフル活用する

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今は新卒の就活生をターゲットにした「内定塾」みたいなものがあると聞いたが、転職エージェントはそれに近い。しかし、内定塾との大きな違いは、お金が一切かからないということ。つまり、転職エージェントに対する転職希望者の利用料は無料。従って、使わない理由がない。

新卒の就活と違って、転職においては転職エージェントに依頼するのが一般的。転職エージェントは企業の広告掲載料からお金を得ているため、転職者は無料で利用することができるのだ。企業としても、転職エージェントに対して「こうした人材が欲しい」という希望を提出しているので、両者のギャップを埋める役割を果たしている。

新卒の就活のように全てを自分で行う必要もなく、自己PRの書き方や面接の対策など、手取り足取り教えてくれる。言い方を変えれば、転職エージェントに登録して転職活動を進めてしまえば転職できてしまう

1人でやろうとするから難しく感じてしまうが、転職エージェント依頼すればトントン拍子で採用は進む。採用スパンも短く、1~2回の面接で終了。案件は大手~中堅までいくらでもあるが、ここまで読んだ方なら分かる通り、大手に拘る必要はない。明確にやりたいことがなければ中小企業も視野に入れるべき。視野を少し広げるだけで、あなた自身がどれだけ社会から求められているかわかるはずだ(恐らく採用したいという会社の依頼数にビックリするだろう)。

第二新卒を目指すあなたに勧めたい転職エージェント

リクルートエージェント

私が勝手に推奨する第二新卒の転職エージェントは【リクルートエージェント】だ。説明するまでもないが、人材企業最大手のリクルートが運営する転職サービス。

人材企業は日本において特に多い業態になるが、そこで勤める中小の社員がリクルートを目指して入社してくる。つまりリクルートは、人材系の企業から一目置かれている会社ということ。従って営業担当もエキスパート、人材業界を知りに知り尽くした方があなたを担当するので、転職が失敗する可能性は限りなく低い。おまけに無料なので、登録しないで転職活動をする理由がない。

マイナビやDUDA系のエージェントでももちろん構わないが、最近の第二転職エージェントでは【リクルートエージェント】が群を抜いているので紹介した。