営業時代、毎日砂利一つない東京のアスファルトを駆け回っていた私だが、「なぜか」小石が革靴の中に混入している時があった。
痛っ!!
一体なぜ??一度は経験がある小石が靴の中に入ってしまう現象。フィットして靴の隙間に入る小石は意外にも痛い。足の皮膚は敏感で、少しの小石や砂が入っただけでも不快感与える。私なりに原因と対策を考えてみた。
どんな時に小石が入る?革靴に混入する原因
靴の中に、突然小石が入ってしまうのには理由がある。
歩行中に行われる靴の中の換気
特に通気性のない革靴によくなりがちである。歩く度に革靴は換気され、足を地面に付いた際に、靴の中の空気を吐き出し、足を蹴りだし踵を上げる際に空気を一気に吸い込む。その際に入り込むものと考えられる。
こういった現象は、通気性のない革靴に起こる可能性が高く、通気性の良い靴ではあまり起きないと言われている。
革靴が足にフィットしていない
「革靴の革は伸びる!新品の靴は少しキツめのサイズで購入すべき」でも解説したが、革靴が経年劣化によってサイズが合わなくなってしまったり、そもそもサイズが合っていない靴を買ってしまっているケースが考えられる。またそのサイズ感を埋め合わせるために中敷きを入れていると、小石が入りやすくなる。
靴紐を緩めて履いている
しっかり足にフィットした靴を購入しても、「楽だから」と、靴紐を緩めて履いてしまっては意味がない。特に夕方、足がむくんでキツイと感じる時もあるが、営業周りの方はお客様にとっても失礼に値するため注意したい。
小石はどうしたら入りにくくなるのか?
通気性の良い革靴を履くこと、
足に常にフィットさせておくことである。
通気性の良い革靴
通気性の良い革靴は、GORE-TEX性能を搭載していたり、ソールに穴が空いていたり工夫がされている。歩く度に空気が地面やアッパーから抜け、小石の混入リスクを回避できる。
足に常にフィットさせる
常に足にフィットさせておく方法として、地味だが革靴を履く度に靴紐を再度結び直すこと。革靴を履くときにシューホーンを使うのはスマートな方法だが、実は革靴の紐を徐々に緩くさせてしまう。脱ぎ履きが多く結び直すのが面倒な場合は、時間を見つけては靴紐を結び直すという癖をつけるといい。
小石が入る真の原因
通気性の良い靴を買うのが一番手っ取り早いが、どんな靴を買ったとしても、靴紐をきちんと結ぶことは重要である。
革靴はもともとフィットさせて自分の足に合わせてくれるものなのに、履く本人が合わせようしないことでバチが当たったと感じてほしい。
革靴を履く際に大事なのは常にフィットさせて履いておくこと。フィットさせていないと小石意外にも靴擦れや、歩き方が不安定になったりと悪いことづくしである。常日頃履いている革靴であるからこそ気づいてほしいものだ。