ストレッチスーツは伸縮性に優れた動きやすい機能性スーツのことを言う。特に肩周りや太ももからお尻にかけて、伸縮の高さを感じやすい。
もともとスーツの生地はウールやポリエステルといったものが多く、どちらも伸縮性がなく動きにくい。そのため座ったり腕を上げたりしたとき、生地に負荷がかかり、破れやすくなる。ストレッチスーツは伸縮性の高さから、動作を抑制することが少ないため、生地に負荷がかかりにくく破れにくい。ストレッチスーツは動き回る営業マンに特におすすめしたいスーツだ。
ストレッチスーツの機能性
スーツは本来、体に合うものを買うのが一般的だが、実際はピッタリのサイズのものだと幅にゆとりがなく動きにくい。しかしストレッチスーツなら伸縮性があり、体にピッタリもしくは少しタイトでも着ることができる。そのため、シルエットがスリムになりやすい。また体のラインが出やすく、スポーツをやっていた体格の良い方だと、さらに良く見えるだろう。
ストレッチスーツに欠点があるとしたら、化学繊維を使っているため「安っぽさ」や「クリーニングに弱い」といった点だ。クリーニングをする度に生地が硬化していき、伸縮性がなくなってしまう。
自分に合ったストレッチスーツの選び方
- 身長
スーツはS・M・Lではなく、基本的に2~9の数字で表記されていることが多い。
※150~155cm=2→155~160cm=3の順番になっている。 - 胸囲(バスト)
一番大きい張っている部分からわきの下にかけて水平に計る。 - 胴囲(ウエスト)
普段ベルトをしている位置より高い位置で計る。
この3つを計り終えたら、胸囲と胴囲の差で体型を確認。サイズ差が表記している間にある場合は小さいほうを選ぼう。
体型 | 胸囲と胴囲の差 |
Y体型 | 16cm |
A体型 | 14cm |
AB体型 | 10cm |
BB体型 | 6cm |
E体型 | ほぼ無し |
かなりスリムに着たいならY~Aサイズで選ぶ
Yはウエスト85cm以下の方であれば、どの身長にも対応しているサイズだ。スーツの中でも最もスリムなサイズである。ストレッチスーツだとタイトに着ても、伸縮性があるため動きに制限がかかることはない。
一般的に標準サイズがAと言われており、普段はABを着ている方でも1サイズ小さくしても着れる。
体格の良い男性はAB~BBで選ぶ
スポーツをやっていて、足の筋肉や胸囲などが発達していると胸囲と胴囲の差があってもこのサイズになってしまう。胴囲が細くても、お尻や太ももにかけて筋肉が太く発達しているため、Yサイズではきつくなってしまう。
スリムに着ることはできても胴囲に余裕が出てしまうため、ベルトできつく締める必要がある。
ストレッチスーツに向いている人
- 外回りの多い営業マンの方
- 通勤に自転車を使っている方
- 動きやすいスーツを求めている方
- よく股下や脇の部分が破れてしまう方