会社では6月~10月にかけて、「ノーネクタイ・ノージャケット」「半袖可」のいわゆるクールビズのシーズンである。クールビズは今でこそかなり浸透してきているが、「これってマナーとしてどうなの?」「この格好ってビジネスマンとしてOK?」と疑問に感じるシーンに出くわすことはないだろうか?
肌を露出する上で気をつけることや、相手に不快に思わせてしまうことがある。私の実体験を混ぜながら、事例形式に解説していこう。
クールビズでの失敗体験~相手を不快にさせてしまうこと
クールビズはお互いにとって便利な制度である一方、一歩間違えると周りに迷惑をかけてしまうことがある。
クールビズで相手を不快にさせてしまう具体例
腕毛が濃い・暑苦しい
腕毛が濃いとどうしても「汚い」「暑苦しい」「近寄らないでほしい」と感じてしまう人もいる。腕毛が濃いと自覚する人は夏でも長袖でいるほうが「相手を不快にさせること」は避けられるだろう。
それか男性でも今は脱毛する時代なので、腕だけの部分脱毛などもやっている社員は多い。
脇汗・ワキガ対策
脇に限ったことではないが、特に夏場の汗は対策が必至だ。青系統のYシャツでは脇の部分が色濃くなり余計に目立ってしまう。だからといって止めることはできないため、脇汗パッドをワイシャツの中に張って対策しよう。ジャケットを着ているシーズンは自分でも気付きにくい。
Yシャツの襟が汗で型崩れしてくる
首元の汗が襟に付き何度も襟が湿ることで、最初はカッチリした襟もだんだん形が崩れてくる。型崩れする一方で、襟に付いた汗染みは非常に落ちにくい。
半袖の上からジャケット
クールビズを取り入れている会社であっても、お客様の所を訪問する際はジャケット着用を義務付けている会社もある。
面倒で半袖の上からジャケットを着用していたのだが、肌にジャケットが直接触れるため、汗でピタッとジャケットが肌に吸い付く。密着した感じは余計に暑さを悪化させているように感じた。
インナーが透ける
夏場に限ったことではないがYシャツ一枚でいることの多い夏場こそ余計に気になってしまう。白のYシャツは誰しも着用するが、白は特にインナーが透けやすく、相手からすると不思議と嫌悪感を感じてしまう。
そういった場合はノースリーブのシャツでではなく、ユニクロなどの「シルキードライ」といった薄手のインナーで透けても全体の形がわかりにくいものが良いだろう。首元の形は、丸首でもVネックでもどちらでも構わない。
なお、ボタンを開けるのであればVネックの方が良い。丸首ネックでワイシャツが見えていると幼く見えてしまう。
暑くてもズボンの裾をまくらない
見た目としてだらしないこともあるが、まくるとスーツへのダメージがヒドくシワが出来てしまう。マナー的にもNGなので自分のデスクだから良いと思わず節度ある格好を心がけよう。
デスクではサンダルに履き替えておく
「革靴を守る」という意味で、社内ではサンダルを履いていた方がいい。会社としてNGなこともあり、要確認だが、革靴を維持管理していくためには、「履かない・履いている時間を短くする」というのが一番の対策になる。