会社の社員の葬儀における服装・革靴のマナー

葬儀における服装はもちろん喪服、革靴はストレートチップ。完全フォーマルで厳格なシーンなので、着飾ったり色付きのものを身に纏うのはNG。また社員や社員のご親族の葬儀となると、特にその服装は気をつけなければいけない。

実は年齢を重ねるごとに、回数にすると結婚式よりも葬儀への出席の方が増えてくるため、この基本知識については抑えておかなければならない。また意外と知られていない(間違っている人が多い)のがYシャツ革靴。今回はその点に絞って紹介していこうと思う。

ボタンダウンのYシャツはNG

buttondown

会社の身内の葬儀だと、その後の仕事のことが頭にあるため、細かいところに気が回らない者が多い。

ボタンダウンのシャツはたとえ無地であってもカジュアルな印象を与えてしまうためNG。色付きは言うまでも無いが、装飾やストライプも意外とマナー違反の社員が多いため注意するように。

革靴はストレートチップのみ

黒で装飾が派手でなければどの型でも良いわけではない。革靴で最もふさわしいのは、「内羽根」のストレートチップ。どうしても用意できない場合のみプレーントゥ。

プレーントゥでさえ「カジュアル」という印象が強い方もいらっしゃるため、可能な限りストレートチップの靴を用意すること。

革靴については「結婚式やフォーマルな場ではどんな革靴で出席するの?」で詳細に解説しているので参考にしてほしい。日本の特質上、冠婚葬祭の礼儀は非常に厳格にされている方が多く、葬儀においては年配の方や普段親交が無い方と多くお会いする。特にこの服装や靴に関しては、基本を必ず抑えて出席すること。

人生の最後を飾る場こそ常識を知ること

葬式の場では、結婚式以上に気を遣うべきである。人生の最後を飾る場で常識知らずな格好で行くことで最後の最後で相手以外の方にも悪い印象を与えかねない。フォーマルな場では自分のことは考えずに相手のことをしっかりと考えた格好で行くこと。最低限の知識を持っているつもりでも、見る人が見れば「常識がない」と思われてしまう。

また、会社として出席する場合「あの会社の社員は」と、会社単位で一括りにされてしまいかねない。結婚式では百歩譲って許されても、葬儀では許されないことが意外と多い。たった一人の行動が会社全体のイメージを壊してしまうこともあるため注意。