一番儲かる職種は営業~「金」が一番のモチベーション・やりがい

「営業つらい…」と思うことはほぼ毎日。でもなぜ営業としてやってこれているのだろうと考えると、それは「営業やってて良かった」と思う瞬間があるからだ。実際には「100回のつらいことの中に1回の良いこと」ぐらいの割合だが。その瞬間のために日々を乗り越えていると言っても過言ではない。

その1回に当たるのが、お金をもらうことができる給料日だったり、昇給・昇進など結果を形として評価されたときだ。

営業をやってて良かったと思う瞬間

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上司に褒められる・認めてもらえる(建前)

入社して半年くらいは、大半が研修で特に一人で行動することがなかった。そんなときに思うのが「上司の評価」である。研修中は名刺交換・話し方・扱う商材の理解を高めることから始まる。上司は何度も同じことを言ってくれる人ではなかったため、一生懸命メモをとり家に帰って復習していた。

そんなとき、いきなり上司に問題や課題を出された。もちろん、研修でやってきた内容であったためすぐに答えることができた。そこで、上司の評価は上がり褒められたり・認められたりすると「やってて良かった」と思った。

本音

営業マンとして早く独り立ちするために必要なのは、『社内営業』。上司の評価を上げ、「こいつは営業に出しても大丈夫だ」と安心させることが重要だ。一人立ちするまでの大まかな期間は会社で設けており様々だが、上司の評価なしでは一人で営業には出してもらえない。入社して今後の社内での自分の評価は最初のうちで決まると言っても過言ではない。そこでキャラが確立して自分の会社内での立ち位置が決まるときでもある。

初めて外に出る瞬間(建前)

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研修が終わり、配属先が決まるとすぐに先輩社員との同行が始まる。直にお客様と接することができ、研修では味わえないリアルを体験できる。100回の研修より1回の同行の方が自分の詰める経験値としては高い。先輩社員のノウハウを盗んで勉強する絶好の機会である。

本音

一番身近な上司ほど自分の独り立ちをサポートしてくれる存在はいない。同行のときほど、丁寧に落ち着いて先輩社員に研修でやった成果や、自分のできることを全て試しながら独り立ちを目指して先輩社員からの信頼を勝ち取る。

評価がお金に変わる瞬間

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インセンティブのある会社では、意外にも独り立ちするまでは給料が付かないことがある。同行した先輩社員の数字になってしまうことが多いのだ。納得いかないかもしれないが、独り立ちするまでの間その先輩も時間を削って教えてくれているので文句は言えない。

先輩社員との同行期間が終わり、いざ独りで営業に出ることになると、意外にも最初は不安になる。ここで、ひとつ言えるのはこれからの評価や数字は自分だけに付くということだ。そこで感じ始めるのが「営業のやりがい」である。

評価とお金の関係性

インセンティブではあからさまに数字が直結して給料に反映される。しかし、特にインセンティブのない会社では社内での自分の評価が今後の昇給に関わってくる。インセンティブをもらう会社に勤めている私の知人は、「一生プレイヤー(営業職)でもいい」と言って役職を上がることを拒む人もいるぐらいだ。

プレイヤーでいる間は自分の上げる数字が全てになってくるのだが、役職が上がり上司になると「部下の評価=数字」となり給料に反映される。それを嫌がる人もいる。人にも向き不向きがあるので一概には言えないが、会社のことを考えるとどちらも必要になってくる。

営業のやりがいは「金」

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「キツイ仕事をなぜやるか」と言われると「お金のため」という人が多いと思う。

結局は「やりがい=金」という結論になる。結果が顕著にあらわれる営業マンだからこそキツくてもやっていける。繰り返しになるが営業はキツイ。しかし、どんな仕事の中でも会社の数字・評価・お金に直結している存在が営業マンだからこそ一番に評価される。人それぞれ「やりがい」を持って仕事をしていると思うがキレイ事だけでは生きていけないと私は常に思っている。