ワイシャツの袖のデザインによっては、ボタン穴がなく、カフスボタンが付けられない場合もある。まずカフスボタンを付けるときは、ワイシャツの袖のタイプ・形状を確認しよう。
間違っていると恥ずかしい!カフスボタンの正しい付け方
ワイシャツの袖の中でも、カフスボタンとの相性が良いものがある。袖が短く一枚になっているシングルカフスの中でも、コンバーチブルカフスがおすすめだ。コンバーチブルカフスは、ボタン側にもボタン穴があるだけでなく、カフスボタンと付いているボタンの両方で袖を留めることができる。持っているワイシャツを見ても、この袖の形になっているものが多いだろう。
また長い袖を折り返して留めるダブルカフスがある。ダブルカフスは折り返すことで袖部分が分厚く二重になるため、カジュアル差が増しドレスコードに多く用いられる。
コンバーチブルカフス(シングルカフス)の留め方
- 袖の生地を裏面同士で合わせる
カフスボタンは手首を丸く覆うように留めるわけではなく、袖の裏面を合わせて留める。 - 腕の外側に向けて留める
基本的に、ボタン穴があるほうから留めるのだが、デザインによって両方にボタンが付いているものもある。そのため、袖の留める部分を腕の外側に向けて上から付ける。 - 2つのボタン穴を貫通させて留める
カフスボタンで2つのボタン穴を貫通させて、裏で留める。
基本は袖を通したときに上にカフスボタンの表面がくるように留める。
ダブルカフスの留め方
- 長い袖を手前に折り返す
ダブルカフスは袖が長く、手前に半分に折り返す。このときにボタン穴が重なるように折り返そう。 - 腕の外側に向けて上から留める
コンバーチブルカフスと同様に、袖を留める部分を腕の外側に出し、折り返した袖が4枚重なるようにしておく。 - 4枚重なった上からカフスボタンを貫通させて留める
折り重なった4枚の袖を抑えながら、カフスボタンを貫通させて留めていく。
ダブルカフスはコンバーチブルカフスに比べて、留める部分が分厚いため、カフスボタンの中には留められないものもある。そのため、買う前にダブルカフスを留めるだけの長さがあるか、確認しておこう。
カフスボタンの留め具の種類
- スウィヴル式
留め具の部分がT字状になっているもので、留め具を倒して真っ直ぐにすることで、ワイシャツの袖部分のボタン穴を貫通させる。貫通させた後に倒した留め具を起こして袖を留める。 - 固定式
留め具部分がそのまま、差し込んで貫通させるタイプで、一番簡易的に袖を留める。しかし何度も使っている間に、ボタン穴が開いてくるため、留める力が弱くなってしまう。 - 紐式
ゴム製でできた玉のような形をしたもので、袖を留めるタイプだ。ゴムが伸び縮みするため、袖を留める耐久性に欠けてしまう。
ネクタイやスーツといった、見た目の印象を大きく占めるものに個性を出せなくても、カフスボタンぐらいはオシャレをしてもいいだろう。さりげなく見える個性が、オシャレ度を向上させる。ネクタイピンもオシャレ度を向上させるアイテムだが、カフスボタンを付けることはワンランク上のオシャレだ。