出張が多い営業マンにおすすめのスーツケース&ブランド

最近のスーツケースはどれも軽量化されてきている。その理由の1つが空港で手荷物を預けるとき重量オーバーにならないようにするため。JALやANAのエコノミークラスは1個当たり23kgを2個まで、ファーストクラスだと1個当たり32kgを3個までと決まっている。

そのため、大きいものでも重量が多いと容量の割に荷物が入らなくなってしまう。そのためスーツケースは軽量かつ頑丈、そして大容量のつくりを目指すようになった。

なお大きさに関しては縦・横・高さの3辺の合計が各航空会社で指定されているので確認しておこう。

JAL:3辺の合計203cm未満
ANA:3辺の合計158cm以下

※機内持ち込みは3辺の合計が100cm未満かつ10kgまで

軽くて頑丈なおすすめスーツケースブランド

Samsonite(サムソナイト)

価格帯 30,000~100,000円
大きさ 小型:110~115cm
中型:140~160cm
大型:150~180cm
重量 小型:1.8~3.0kg
中型:2.5~4.0kg
大型:3.5~5.0kg
容量 小型:25~40l(2~3泊分)
中型:60~85l(3~5泊分)
大型:90~145l(1週間以上)

サムソナイトはスーツケースでは世界シェアNo.1を誇るアメリカの人気ブランドである。世界初の軽量スーツケースやキャスター付スーツケースを他社に先駆けて導入している。今後の最先端技術もサムソナイトから発信されていくことだろう。

特に人気商品となっているのが「コスモライト」。サムソナイト史上最強最軽量と言われており、特殊素材カーヴを使用している。コスモライトは大型でも3.5kgと小型なみの重量となっている。他にもポリカーボネート素材でドット柄の「ピクセロン」や無駄のないシンプルなデザインの「イノヴァ」が人気だ。

ACE.(エース)

価格帯 30,000~120,000円
大きさ PROTECA:110~160cm
ace.:110~165cm
WorldTraveler:113~157cm
重量 PROTECA:1.7~5.0kg
ace.:2.3~5.9kg
WorldTraveler:2.9~5.3kg
容量 PROTECA::24~99l
ace.:31~99l
WorldTraveler:30~100l

エースは日本を代表するスーツケースブランド。ビジネスマン向けスーツケース向けに「PROTECA」「ace.」「WorldTraveler」の3つのブランドを販売している。PROTECAは16種類からデザインと用途に合わせて選ぶことができる。中でも「360FRAME」は左右両方から開けられるデュアルオープンシステムを搭載している。またボディには軽量かつ硬質のマグネシウム合金を使用している。

ace.はカジュアルからビジネスまで幅広く使えるスーツケースが多く、どれもスタイリッシュで格好良い。ace.のハードサイドスーツケースはどれもボディにポリカーボネート樹脂を使っており、プレミアムに関してだけアルミニウムとなっている。リップルFやパリセイドZはボディが鏡面加工されており上品な光沢がある。

WorldTravelerの中でも「ヒッグス」は日本の最新鋭の科学技術と高度な生産技術の融合品とも言われている。日本製ならではの高品質な一品だ。落下衝撃テスト・キャスター走行テスト・転落テストなど、全8つに及ぶテストを通過した世界最高水準を満たしたスーツケースである。

SUNCO(サンコー)

価格帯 10,000~35,000円
大きさ スーパーライト:114~166cm
WIZARD:142~158cm
Tourist Club:115~157cm
重量 スーパーライト:1.9~4.7kg
WIZARD:4.4~6.5kg
Tourist Club:2.5~5.0kg
容量 スーパーライト:25~110l
WIZARD:66~93l
Tourist Club:35~85l

サンコーは創業120年を越す各種バッグの総合ブランドである。スーツケースはどれも天然皮革からアルミニウム、ポリカーボネートを主要素材にしている。120年も続く歴史ある技術に加えて、時代のニーズに合わせて多用な仕様・デザインのスーツケースを販売している。

サンコーの中でも120年の集大成が、「スーパーライトシリーズ」である。ボディにポリカーボネートを使用することで軽さと強度を両立させた。また「OKOBAN」と言われる所有物グローバル登録サービスによって、旅行者の荷物の安全を守るトラベルセントリーという会社が運営するサイトで紛失した際に探してくれる。ちなみにこのOKOBANが対応しているモデルがスーパーライト、Tourist Club、Solare、ACTIVE CUBEの全5種類となっている。

TUMI(トゥミ)

価格帯 56,000~200,000円
大きさ TUMI V3:114.5~115cm
ALPHA 2:114.5cm
19DEGREE:113~114.5cm
重量 TUMI V3:2.9kg
ALPHA 2:4.0~5.9kg
19DEGREE:3.3~5.0kg
容量 TUMI V3:36l
ALPHA 2:18~33l
19DEGREE:32~35l

トゥミはアメリカで人気のブランドで、デザイン・クオリティを重視し細部までに拘りを感じるスーツケースだ。ボディには軽量で頑丈なポリカーボネイトだけでなく、トゥミ独自の耐久性に優れたバリスティックナイロンをしている。バリスティックナイロンは通常のナイロンの5倍もの強度を誇る。

トゥミの中でもおすすめは、最軽量を誇る「TUMI V3」である。36lと大容量にも関わらず、2.9kgと軽量なつくり。デザインも本体の凸凹した構造が衝撃を吸収するため耐久性にも優れている。

他にもバリスティックナイロンを使った「ALPHA 2」も使い勝手が良い。強度・耐水性に優れており、デザインもシンプルでスーツと合わせやすい。容量も30lと大きく中にはスーツ収納スペースが別途で分けられるようになっている。

ビジネスマンなら大きめのスーツケースを選ぶべき

旅行に行くときは、宿泊数を考えて最適なサイズのものを持って行ってほしい。中でも容量が60~80lの中型サイズが使い勝手が良い。ビジネスマンともなれば2泊を超えてくると、替えの革靴も必要になり小型では衣類のみしか収納できない。そのため多少大きめのサイズのものを購入しよう。

小さくて衣類を詰め込み過ぎても、中でスーツやワイシャツがシワになってしまう。また出張帰りのお土産なんかも入れる余裕のある大きさのスーツケースを選んでおこう。