シャツはシャツ専門店で!意外と知らないワイシャツブランド

ワイシャツ・ドレスシャツはスーツ量販店もブランドスーツ店も力を入れておりどれも素晴らしい製品ばかりだが、「シャツ専門店でワイシャツを買っています」という方は意外と少ないのではないだろうか?

今回は、意外と知られていないシャツ専門店について深掘りし、中でもおすすめのものを紹介しよう。

おすすめのシャツブランド&シャツ専門店

BRICK HOUSE

価格帯 2,900~5,900円
おすすめ度 ★★★★★

BRICK HOUSEはシャツ専門店では業界No.1の売り上げを誇る東京シャツのブランドである。その歴史は60年と長く、店舗数は全国200を超えており専門店では最大規模となっている。「高付加価値シャツ」をコンセプトに業界トップ水準を誇る形態安定加工や、高度な縫製技術を用いている。

取り扱っているラインナップは、高品質で低価格に抑えたレギュラーライン、時代のトレンドを取り入れたスタイリッシュなスリムライン、高級素材と高度な技術を用いたプレミアムラインの3つと分けられる。どれも襟に付くタグで確認できるようになっている。

低価格に抑えつつも、ベーシックなものから柄物まで多用に扱っているため、自分の要望に合ったシャツが見つかりやすい。

鎌倉シャツ

価格帯 5,000~9,900円
おすすめ度 ★★★★★

鎌倉シャツは日本だけでなく世界的に人気の高いブランドである。洋服の歴史が浅い日本から世界に通用するシャツづくりを目指し、生地は世界各地のトレンドに合わせたものを使い、縫製は熟練の職人が国内工場で一針一針縫い上げている。価格はシャツでは高額だが、価格以上の価値と品質を誇っている。

シャツの縫製技術には徹底しており、「巻き伏せ本縫い」という縫い合わせた部分が肌に触れないよう巻き込んで縫われている。そのため着心地が良く着用ストレスを感じさせない。価格に関係なくどのシャツにもこの技術は採用されている。シャツの中まで美しくしようとする職人の技を感じる。

質に関してはシャツだけでなくボタンにも拘っている。安いワイシャツに用いられるプラスチックボタンとは違い、ボタンに天然の高瀬貝や白蝶貝を使うとことでアクセサリーのような光沢を生み出している。

サイズ選びも充実しており、「クラシックフィット」と言われる標準タイプと「スリムフィット」と言われる細身タイムの2種類から選べる。特にネックサイズは1cm刻みで選ぶことができるため、まるでオーダーのような一着を見つけられるようになっている。

CAMICIANISTA

価格帯 5,000~7,900円
おすすめ度 ★★★★☆

CAMICIANISTAはイタリア人の技術者を日本に招き入れて、イタリアならではのシャツづくりのノウハウと拘りを教えてもらいできたブランドである。ブランド名も当て字で、「シャツに似合う人」という意味が込められている。

CAMICIANISTAのワイシャツには2つの特徴がある。

1つ目は使用しているボタン全てが貝ボタンの最高級と言われる本白蝶貝であること。主に本白蝶貝は真珠を形成する貝殻からできており、透き通った自然な輝きはこの貝ならではのものである。イタリアでも限られたシャツにしか使用されておらず、最高級シャツの証とも言われている。

2つ目は袖部分と胴体部分を別々で作り縫製していることだ。「袖の後付け」とも言われており、別々で後から縫い合わせることで自然な腕振りが可能となっている。ワイシャツ独特の肩を上げた時に脇部分が突っ張らないようになっている。

つくりだけの観点でみれば、鎌倉シャツにも引けを取らない。

ワイシャツがスーツの着こなしを決める

デキる営業マンこそ細部まで拘ってほしいものだ。特にブランドものの白ワイシャツは他の低価格のものとは一味違う。同じウールを使っていてもドレスシャツのように上品な光沢がある。またスーツよりも肌に密着するものだからこそ、サイズ感に気をつけたい。

体にフィットしたワイシャツを着ていないと、いくらスリムなシルエットのスーツを着ても着膨れしてしまう。スーツの着こなしは中に着るワイシャツによって決まってくる。使い捨て感覚で買う安物のワイシャツも良いが、ブランドのもののように品質の良い体にフィットするワイシャツも何枚かは持っておきたいものだ。