【ビジネスマン向け】スーツと相性抜群のコート&着こなしまとめ

スーツとの相性を考えると、トレンチコートやチェスターコート、ステンカラーコートなどのロングコートが人気。また最近ではキルティングコートといった、着丈の短いダウン素材のものもビジネスマンに好まれている。

逆にファーが付いているものやダウン素材でも分厚いものは避けよう。どちらもカジュアル過ぎるため、スーツとの相性が悪い。カジュアルなコートそのものがマナーとして問題になるわけではないが、最低限押さえておきたいポイントや着こなしの基礎知識を覚えてほしい。

スーツと相性の良いコートと着こなし方

コート購入前に確認しておくこと

  • コートを買うときは必ずスーツを着て行く
  • 着丈は下に着たスーツが隠れるものを選ぶ
  • 袖から中のスーツが出ないようにする
  • コートが一着で済むように合わせやすい黒系・紺系をベースに選ぶ

トレンチコート

トレンチコートはシルエットに体のラインが出て少し女性らしさを感じさせる。

着丈は太ももが少し隠れるくらい長さにしておこう。着丈が長過ぎるのは、ビジネスの場でもスカートを履く女性には向いているが、パンツスタイルの男性にとっては動きづらく不恰好である。

色は黒や紺といった濃いものが男性向きで人気だ。薄いベージュもスーツに合わせやすいが、汚れやすく動き回るビジネスマンにはおすすめできない。ボタンを留めずに前開きで着るときは、ベルトを後ろで結びバックルで留める。前開きでも、横からベルトが垂れることなく見た目の印象がスッキリする。

チェスターコート

チェスターコートはイギリスで最も格式の高いコートで冠婚葬祭にも使用できる。

またつくりがジャケットと似ており、留めるボタンが上までないため、全部留めても中のYシャツとネクタイが見えてしまう。そのため、コートの色はYシャツとネクタイの色に合うものを選ぼう。

例えば、薄い色のYシャツが多ければ濃い色のコートを選び、逆に濃い色のYシャツが多いなら明るいグレーなどがおすすめだ。また30代を超えてくると、紺や黒ではなく濃いグレーがシックである。

ステンカラーコート

ステンカラーコートはチェスターコートと部類が同じのロングコートだ。襟元までボタンがあり、ジャケットの形に似たチェスターコートとは異なる。特に装飾もなくデザインが一番シンプルな形のコートである。

ステンカラーコートの色は黒や紺がビジネス向き。

デザインがシンプルなので、アクセントを付けるために柄物を選ぶと良い。無地の黒や紺のステンカラーコートを着るときは、ネクタイやマフラーなどに明るい色を入れてもアクセントになる。

キルティングコート

キルティングコートは着丈が最も短く、軽量で防寒性の高い機能性に優れたコートである。他のコートとは異なりダウンジャケットのように中綿が敷き詰められている。他のコートに比べてまだ着ている方は少ないが、徐々に人気が出てきている。コートというより見た目がジャンパーといった印象になり、デザインによってはカジュアル過ぎてスーツと相性が悪くなってしまう。

スーツとの相性の良いキルティングコートを選ぶ際は、襟のあるダウンの薄いものにしておこう。

冬の着こなしはコートで決まる

コートの着丈は、隠れても膝上までにしておこう。コート下からでもスーツのパンツが見えるようにしておき、またコートのボタンを留めても動きに制限が出ないことが大切だ。動きやすさは特に外回りの営業マンにとって、大切なポイントになる。

ベージュなどの薄い色を着るのも良いが、雨シミや擦り汚れが目立ってしまう。良いコートを長く着るためにも、汚れにくい色を選ぶことも重要だ。