最近は若い方にネクタイピンを付ける習慣がないようだ。なぜネクタイピン付けないのか尋ねると、「おじさんっぽい」「ダサい」と答える方が多かった。しかしネクタイピンは、ネクタイを固定するものであって、スーツを着こなすうえで重要なアイテム。
付け方やネクタイ・スーツとの相性を考えて装着すると全体の締まりがよくなり、特に営業マンや対面でお客様とやり取りが多い方にはおすすめ。できる営業マンほどネクタイピンを付けていると思っておくとよい。
ネクタイピンに対する若い人達のイメージ
「ネクタイピンを必ず付けないといけない」というビジネスマナーはないが、ネクタイが固定されず、垂れ下がっているのはだらしない。ではなぜ、若い方達の間でネクタイピンを付けなくなったのだろうか。
おじさんっぽくてダサい
ネクタイピンを付けることに対して、「ダサい」と思っている方が多い。たしかにファッション雑誌や紳士服店のHPを見ても、ネクタイピンを付けているモデルが少ない。そういったところから「ネクタイピンはそもそも付けないもの」だと思っている方も多いのだろう。
必要性を感じない
ジャケットのボタンを留めていれば、ネクタイが垂れることなく抑えられるため、ネクタイピンを付けなくなった方も多い。またクールビズのときには、ネクタイを外しているため、ワイシャツにネクタイというスタイル自体が少ないことから、ネクタイピンの必要性を感じなくなっているのだろう。
ダサいと思っていてもネクタイピンは付けるべき
ネクタイピンは、ビジネスの場で許されているアクセサリーで、付けているほうがアクセントとなり、締まりが良く見える。また接待での飲み会では、ジャケットを脱ぐこともあり、ワイシャツにネクタイといったスタイルでいることになる。
ネクタイピンを付けておらず、ネクタイが垂れ下がっていてはだらしない。だらしないだけでなく、お酌するときや屈むときに、テーブルへネクタイが着き汚れてしまう。そういった場では、ネクタイピンを付けていないほうが、ダサいと思われしまう。
装飾もない銀色のネクタイピンならダサくならない
ネクタイピンを上手く付けこなせば、ダサくなることはない。スーツ・ワイシャツ・ネクタイと色のバランスを見て、ネクタイピンを選んでいこう。中でも、様々な色に一番合わせやすいのが、装飾もない銀色のネクタイピンだ。
銀のネクタイピンは、目立ち過ぎず、他の色合いの邪魔をしないため、付けていても馴染みやすい。初めてネクタイピンに挑戦する方におすすめしたい。