「クールビズ」は夏の暑さ対策のためにほぼ全ての企業が採用し、その歴史も長いものとなってきたが、まだまだそのマナーについて理解があいまいな社員も少なくない。今一度そのマナーをおさらいし夏本番に備え、お客様の前で恥をかかないように気をつけよう。
クールビズのマナーについて
5月~10月にかけてノーネクタイ・ノージャケットで過ごすクールビズは、基本的に「会社内」だけの話。実はお客様との商談や、打ち合わせについてはネクタイを締めジャケットを羽織るのがマナー。
ただ、相手に「暑苦しい」と思われるのを避け、ネクタイの色合いを涼し気なものにしたり、ジャケットは薄手のものを羽織るのが基本。また相手から「ネクタイは外してどうぞ」と指示があるときもあるが、その時はご厚意に甘えさせていただいて構わない。
1対1ではなく、1対複数を相手にする職種の方、BtoCの業種の方はネクタイを常にかばんに常備しておく。
例:マンション管理会社における理事会・総会、建築業者における住民説明会など
基本スタイルとして開けておいて差し支えない。ただ大事な商談やお客様との打ち合わせでは、第一ボタンを閉めネクタイをする。相手から指摘が合った時のみ従う。
マナー違反なので避けるように。
真夏の足元対策
社内では内履きに履き替えよう
社内では基本的に内履きに履き替え、革靴を休ませる癖をつけよう。また足元のむくみ・臭い・蒸れ対策においても内履きに履き替えることは非常に大切。ただ、上司によっては身だしなみが損なわれることからあまり好意的でない人も多い。周りの様子や上司に伺いを立てつつ実践しよう。
ちなみに私の部署で社員たちが履いている内履き用スリッパを以前解説しているので、併せて参考にしてみて欲しい。
革靴はGORE-TEXを履こう
特に外回りが多い社員、足のむくみや蒸れ、ニオイに悩む社員は、GORE-TEXの革靴を試めしてみるといいだろう。防水・防塵・防臭・透湿という優れものなので、夏だけでなく年間を通じて着用できるため私も履いている。これは足の多汗症で悩むうちの社員が絶賛していたので知ることができた。
注意!クールビズ期間中は服装が乱れやすい
だらしない格好になりがちなクールビズ期間中だからこそ、その服装には特に注意してもらいたい。
日本の夏が暑いという話は今に始まったことではないし、対策は特別難しいことではない。お客様から服装で指摘を受けたりすることは非常に恥ずかしいことであり、小学生や幼稚園児でも守れることである。
特に人前で仕事をする機会の多い社員は自分なりの暑さ対策・クールビズ期間を乗り越える対策を考えておくように。