「お見合い」というと、着物や少々固いイメージがあるが、最近はもっとフランクな環境に変わっている。しかし、家柄や環境によってはガチガチな雰囲気のもと行われるものもある。なお、婚活における服装・靴と基本的には同じ。初回はフォーマルなスーツに身を包み、身だしなみから誠実性をアピールすることが重要である。
短い時間の中であなたがどんな人で、どんな性格か知って貰う場。特に第一印象となる服装や靴について、女性は本当によく見ているのでカッチリ決めてお見合いに臨もう。
お見合いでの服装
基本はスーツ
お見合いはフォーマルな場であることをしっかり認識しておくこと。婚活と大きく異なるのは、最初から二人きりであるという点。
高級ホテルや、料亭などで行われることが多く、見た目の清潔感は非常に求められる。スーツ、もしくは清潔感が感じられるジャケットにシャツといった服装で行くこと。色は、落ち着いた印象与える為にネイビー・グレーを着るといい。
相手にも年収や仕事については伝わっていることがほとんどなので、身の丈にあったスーツに留めることがポイント。妙に高級感を露出したり、着飾ってブランド物を身にまとうと「お金遣いが荒いのでは?」と思われてしまう。
スーツに関して言えば1~3万程度で十分。むしろそれを、シワなくきれいにクリーニングされていれば清潔感や誠実性はアピールできる。ただ全身が真っ黒で味気ないと感じたら、チーフを1枚差し込み色を出すと雰囲気が変わる。
シャツの色で清潔感を
清潔感やフレッシュさ、誠実性をアピールするのに青系統のシャツは非常に相性がいい。「フォーマルな場所」ではあっても、目の前にするのは一人の女性だけ。結婚式や葬式などの「フォーマル」とは少し意味合いが変わってくる。
白のシャツでももちろん構わないが、少し味気ないのでストライプやワンポイントでも柄が入っているとまた印象が変わってくる。屋内では必ず上着を脱ぐため、脱いだあとのボディラインや、小物類の装備についても鏡で事前に確認しておこう。
【注意】青系統のシャツは女性ウケが高い反面、汗ジミが非常に出やすい。緊張して汗がにじみ出てしまうという方は白のボタンダウンシャツや、柄が入ったドレッシーなシャツがおすすめ。
ネクタイはシンプルかつ個性が感じられるものを
ネクタイについては特に縛りは無いが、光沢があるものや派手な柄でなければ問題ない。普段から仕事で使っているものでもOK。
しかし意外とヨレや食べ物の跳ね返りによるシミが確認できるため、一本新しい物を購入してもいいかもしれない。その際はできるだけ明るめの色で、相手を圧迫しない、青・水色・ピンク・黄などの配色から選ぶのがベター。
注意すべき足元
派手過ぎたり、高すぎたりする靴は印象として悪い。お金を持っている印象を与える前に、お金がかかる人なんだという印象になってしまうからだ。
女性はトータルコーディネートで見ているが、足元や小物による判断基準が高い人が多い傾向にある。
型・配色は悪目立ちしなければ何でもOK
フォーマルな場所ではあるが、結婚式や葬儀のように『ストレートチップのみ』というわけではない(そもそも相手がストレートチップの意味をわからないケースのほうが多い)。
会食を交えたお見合いの場合、靴の脱ぎ履きのシーンなどが出てくるので、紐が無いモンクストラップタイプが意外とおすすめ。
色に関しても黒~焦げ茶で選択すれば間違いはない。
ただベージュや黄色に近い明るめの色、ホストを彷彿とさせるトンガリ靴はNG。
なおローファーやブーツ、アニマル柄の革靴は論外。
革靴のブランドと価格帯
ブランドについてはあくまで自己満足でしかないし、女性は男性物のブランドをまるで知らない(知ろうとしない)ので、重視しない方はなんでもOK。
強いて挙げるとすれば、国産メーカーのリーガルやスコッチグレイン。どちらも品質重視の日本ブランド。2~3万円の価格帯で、海外製の5~10万ランクの革靴を手に入れることができる。幅広の日本人の足にあったものが多いため、新品で購入しても靴擦れの心配も少ない。
女性はシビアである
どんなに着飾っても、どんなに気品に振る舞っても、そこで「年収」が変わるわけではない。
ここではお見合いにおける服装や足元の身だしなみについて解説したが、そこで「背伸びをしている」と思われたら終わりだ。相手には年収や仕事の情報は伝わっているので、お見合いにおいては、素のままを見てもらうことが最も効果的。
であるならば、そんな女性の気持ちを逆手に取り、解説したようなポイントを抑えてチャレンジしてみるといいのではないだろうか。