夏の会社のイベントの定番といえばバーベキュー大会。
これから暖かくなってくると会社や部署ごとに案内が回ってくるかもしれない。主催する側としてはみんなに参加してほしいものだが、行きたくないのに行くのは周りの人にも迷惑。「無理やり」という言葉があまり私は好きではない。そんな時、上司や企画してくれた方を「不快にさせない断り方」を知っておく必要がある。
【嘘も方便】納得するしかない断り方まとめ
なぜこのような記事をまとめようかと思ったかというと、私がバーベキュー大会が大嫌いだったから。
ただでさえ時間がないのに、こんな非生産的なことはしたくない。「ゆとり世代」などと今の時代言われているが、正直私の時代も同じ。会社のイベントに行きたいなんて思う同期は皆無だった。今でこそ課長というポストになり、上が数えるくらいしかいないので気が楽で参加しているが、新入社員や社歴の浅い転職組は地獄だと思う。イヤイヤ感を出して来られたり、辛そうにしているのを見るのは私も嫌なので、「私が」こう断られたら納得するという断られ方をまとめる。
最初に言っておくが、ここにまとめている内容は道徳的・倫理的にはアウトなことが書いてある。また、これによって起こったトラブルについては一切補償できないため、あらかじめご了承いただきたい。
身内が死んだ
自慢じゃないが、私は新卒でこの会社に入って今まで、架空の身内を5人ほど殺している。ベタな方法だと思われがちだが、私が知る限りこれを上回る破壊力があるものはない。
ポイントは最初のバーベキューの案内が回ってきた時に真っ先に「出席」の連絡を幹事に送り、「行きたい・楽しみにしてる」というアピールをすること。そして、バーベキュー当日から2~3日前に「実は今朝連絡があり…」と幹事と上司に伝える。
「行きたかった」と思わせておくことと「2~3日前に伝える」というのがポイント。最初からイヤイヤ感を出していたり、出席連絡が遅かったり、当日に「行けない」という連絡をすると相手に不信感を抱かせてしまう。
親族ネタ、特に子供を使う
親族で集まる日が被っていること、子供のイベント行事、1年に一度の家庭のイベント等をネタに使う。会社の人間というのは家族仲を非常に気にするもの。結婚して家庭がある上司や幹事に効果的。家族を大事にしている点で、無理に誘うことはできない。
ただ、子供の誕生日や妻の誕生日は使わないほうがいい。簡単に調べられるし、妙にそのような記念日を覚えている人間がたまにいる。後日ウソがバレるのは怖いので、当り障りのないイベントをチョイスする。私が使ったのは、子供の学習発表会や、親戚の子供のピアノコンクールなど。
コンサートやスポーツイベント
意外と効力があるのはこれ。
ずっと楽しみにしていたコンサートのチケットが当たって、その日とバッティングしてしまった、というパターン。特に私は野球が好きで、普段から社員と野球の話をしている。この「種まき」が非常に重要。周りから「レザーくんって野球好きだよね」というイメージを植え付けさせておけば、「実はその日、東京ドームで阪神戦があって前からチケット取っていたんです」と断ることができる。そのチケットにプレミア感があると信ぴょう性がグッと上がる。
チケットは1ヶ月くらい前から取得できるので、BBQの案内が回ってきた時点で「行けない」と言うことができる。もちろんその日の結果や内容については後日「楽しかったか?」と聞かれるので把握しておくこと。
結婚式に招待されている
これも「身内殺し」と同様に効果は絶大である。
特に結婚式というのは「本当に仲の良い人」しか誘わないものなので、それに招待されているとなると行かざるを得ない。また、高校時代・中学時代くらいの友人である方が調べにくいため有効。大学時代の友人だと、同じ大学の同期がいると調べられる可能性がある。
これも1ヶ月~2ヶ月くらい前から分かっていることなので、BBQの案内が来た時点で断ることができる。
事故に遭う
これは「当日」キャンセルを入れる方法として最も有効。
実際に事故に遭うわけではないが、信ぴょう性や行けない理由として非常に効果が高い。家の周りを全速力で走ったあと、息切れ状態で上司・幹事に電話しよう。緊急度が高く「BBQに来てる場合じゃない」となるはずだ。
これはレベルが高い方法だが、知恵袋などでそれっぽい言葉で調べると、困っている人たちがわんさか出てくるので知識を蓄えておけば大体対応できる。またBBQの終わり際に参加したりすることでリアリティーを高められる。
風俗店でぼったくられた
これは私が上司の立場にあるとき、部下がとある約束をドタキャンした理由。思わず「大丈夫か?w」と笑って許してしまった。ことの真偽は分からないが、このようなユーモア・エロの部分を理由にすると意外と通る。
・風俗でぼったくられたので前夜から警察を介しトラブっている
・昨夜飲み過ぎてしまい気付いたら大月駅(中央線終点)にいた
・今朝からち○こが痛くて歩けない、性病かもしれない
などなど。「ウソだろ?」と思うネタほど通りやすい。しかし、後日必ず話しをふられるのでその下準備とネタ合わせは忘れずに。
“ゆとり”と言われる断り方
ここからは、上司や幹事を不快にさせる「ゆとり」と思われてしまうやってはいけない断り方を紹介する。
バーベキューが苦手
「煙が苦手」「虫に刺されるのが嫌」「室内だったら参加する」という言い訳はNG。
そもそも新入社員や社歴の浅い社員に、バーベキューを楽しませようとは思っていない。準備・火付け・片付けなど、面倒なことをやらせるために呼んでいるので、そんな言い訳が通るはずはない。
体調が悪くて参加できない
たとえ本当に体調不良だとしても、この日にピンポイントで体調不良であると残念ながら信用されない。仮に私が体調不良を理由に使うのであれば、1週間くらい前からわざと咳き込み、BBQ前日に会社を休んでおく。その際も「明日のBBQに行きたいので今日休ませて下さい!!」と泣きながら訴える。そして当然BBQ当日も休む。
これくらいやらないと体調不良で信ぴょう性を持たせることはできない。
肉が食べられない
「なら野菜を食べろ」と言われるだけ。もしくは「じゃあずっと焼いててくれ」と焼き係に任命されるだけ。
予定がある
最近の傾向で最も多いのがこれ。特に理由は伝えず「予定があって…」と言うだけのパターン。この回答では「なんだあの態度は」と思われ、会社の中での立ち位置が微妙になる。女性社員であれば許されるが、サラリーマンでは許されない。
嘘の何が悪い?
もしかしたら気分を悪くした方もいると思うが、これは私が実際に行ってきた手法である。
もちろん道徳的・倫理的にはアウトかもしれないが、私のやり方で傷付いている人は現状誰もいない。また、基本的に人は他人に興味がないので、1ヶ月も経てばすっかり忘れる。しかし、断り方が悪かったりすると「ゆとり」というイメージが付いてしまい、コレに関しては中々消えない。
もう一度言うが、私はBBQ大会が大嫌いだ。
だから「BBQに行きたくない」という人の気持がよく分かる。この記事が参考になるかわからないし、私の紹介したやり方でウソがバレても責任を取ることができないが、イザという時の手法として色々と応用ができるので固定概念を捨てて覚えておいて欲しい。