カフスボタンは本来、袖をしっかり留めるために使うものだが、最近ではオシャレの1つに用いられることが多い。カフスボタンを付けることで、袖元が上品な印象になる。しかし、葬儀のときには向かないため、付けるシーンや空気を考えて装着しないと自己主張の強いアイテムとなり、相手に不快感を与えてしまうこともある。
カフスボタンはビジネスの場でも許されているアクセサリーのため、付けていること自体に問題があるわけではない。またカフスボタンはビジネスの場だけでなく、結婚式やパーティなどで用いられることの多いアイテムだ。
カフスボタンを付ける意味
カフスボタンは袖を留めることが目的。ワイシャツの中にはボタンがあえて付いておらず、カフスボタンを付けないと袖が留まらないものもある。また、袖が硬く厚い生地のものは、ワイシャツに付属したボタンでは留めきれず、カフスボタンを用いることも多い。また最近ではオシャレの一環にカフスボタンが用いられる。
カフスボタンを付けるのは変？
カフスボタンを付けることは、ビジネスの場において、さりげないオシャレを演出してくれる。カフスボタンの位置付けが「アクセサリー」と見られつつあるため、付けることを躊躇する方も多いが、付けていることが変だと思われることはない。目立つデザインのカフスボタンでなければ、ネクタイピンを付けていることと同じくらい自然。
ただ新入社員や社歴の浅い社員、結果を残しきれていない社員がカフスボタンをつけていると「おしゃれの前にやることがあるのでは？」と、かえって評価を下げる原因になりかねない。
初めて付けるカフスボタンは銀色がおすすめ
デザインも拘ったものではなく、丸型や四角といった王道なものにしておこう。銀のカフスボタンはスーツの色に問わず合わせやすい。初めから金や色味の強いものは、目立ち過ぎてしまうので避けたい。またネクタイピンや小物の色を合わせると統一感が出てシルエットが締まって見える。
カフスボタンはビジネスの場で許される唯一のアクセサリー
カフスボタンの位置付けはアクセサリーである。しかし、主張が強過ぎなければ、ビジネスの場で付けていても問題ない。ワイシャツに付属のボタンでは紐が解れてきたり、袖が硬くボタンでは留めづらい場合は、カフスボタンが必要になる。
ビジネスの場で許されるオシャレは、ネクタイピンとカフスボタンのみ。結婚式で、ラペルピンやブレスレッドなどを付けている方もいるが、ビジネスマナーではどちらもNGである。ワンランク上のオシャレのため、カフスボタンに挑戦することはおすすめだ。
